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板尾創路、藤本賞授賞式で次回作タイトルを発表!?

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左下から-石丸彰彦、木村大作、角川歴彦、沖田修一、板尾創路
左下から-石丸彰彦、木村大作、角川歴彦、沖田修一、板尾創路

 3日、丸の内の東京會舘で第29回藤本賞の授賞式が行われ、木村大作監督、板尾創路監督、沖田修一監督ら、各賞の受賞者が出席した。

 藤本賞とは、生涯で277本の映画を製作した名プロデューサー、藤本真澄氏の功績をたたえて設けられた賞。第29回となる今回は、2009年4月から2010年3月までの1年間に劇場公開された映画を対象に選考された。

 映画『劔岳 点の記』で藤本賞を受賞した木村大作監督は「今までもらってきた賞の中で一番うれしいです。映画作りを評価していただいた賞だと思っています」と喜びのコメント。さらに「映画を撮ったばかりのころは、これでもう逝ってもいいかな、監督はこれきりだなと思っていました。でも、今はちょっと言い過ぎちゃったかな……、と思っている(笑)。こういうふうに評価され、お客さまも入りました。おれもまだ元気だとなると、欲が出てくるよね。次は映画『劔岳 点の記』以上のものを作らなくてはいけないということだよね。突然おれが映画『ROOKIES -卒業-』をやるわけにはいかないからね」と次回作への意欲をにじませていた。

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 また、藤本賞・新人賞を受賞した板尾は「僕がもらっていいのか、場違いな気がしています。これは間違いだったと言われるなら、今なら、下でお茶を飲んで帰りますけど……」と軽妙なジョークであいさつ。「不勉強なのですが、藤本賞と聞いて(作家の)藤本義一が作った賞か? と思っていました」と話す板尾だが、「職業で映画を作っているわけではないので、映画界のドンというか、そういうおじさん、おばさんに怒られるような映画を撮りたいと思って作りました。でもこんな立派な賞をいただいてしまって。次に怒られるためにはどうしたらいいのかな? 今後一切映画を撮らないというのが一番怒られるのかな」と笑わせていた。そんな板尾の次回作だが、「撮りましょうかという話はありますけど、具体的には何も決まっていません。でもタイトルだけは、『板尾創路の~』まで決まっています」と明かしていた。

 最後に委員会を代表して、映画評論家の白井佳夫氏がコメント。「今はインターネットの発達で、映像文化や活字文化はどうなっているんだ? という時代に入り、難題が山積みです。今回選んだ5本の映画は、それらの難題を突破する力があります。いい映画を選んだと自負しております」と各賞の受賞者にねぎらいの言葉を寄せていた。

第29回の受賞者は以下の通り
藤本賞:木村大作(映画『劔岳 点の記』の製作に対して)
藤本賞・特別賞:角川歴彦(映画『沈まぬ太陽』の製作に対して)
藤本賞・奨励賞:石丸彰彦(映画『ROOKIES -卒業-』の製作に対して)
藤本賞・新人賞:板尾創路(映画『板尾創路の脱獄王』の監督に対して)
藤本賞・新人賞:沖田修一(映画『南極料理人』の監督に対して)

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