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藤本賞発表!本木雅弘、今後は「ぼろぼろに使いまくられたい」!?

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日本の名プロデューサーたちです。(前列左から木村威夫監督、本木雅弘、中沢敏明プロデューサー、後列左から佐藤嗣麻子監督、是枝裕和監督)
日本の名プロデューサーたちです。(前列左から木村威夫監督、本木雅弘、中沢敏明プロデューサー、後列左から佐藤嗣麻子監督、是枝裕和監督)

 5日、東京會舘にて、優れた業績を残した映画製作者をたたえる「藤本賞」の第28回授賞式が行われ、本木雅弘中沢敏明プロデューサー、是枝裕和監督、木村威夫監督、そして佐藤嗣麻子監督が出席した。

映画『おくりびと』

 アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画『おくりびと』を製作したことに対して、プロデューサーの中沢氏とともに受賞した本木は、神妙な面持ちで「場違いな気がしているけれど、自分が『おくりびと』の発案者ということで一緒に賞を頂けたのですね」と謙虚にあいさつ。「ぽとりと落ちたしずくが、自分のたどり着けないところまで広がっていったよう。『おくりびと』の奇跡を眺めていて、映画が持つ可能性の広さ、深さを本当に実感しました」と映画の大成功をしみじみと振り返った。今後については「単なる一素材としての俳優に戻って、皆さんにぼろぼろに使いまくられたい(笑)」と俳優として、さらなる前進を誓った。

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 その後のマスコミ向け囲み取材でも、にこやかにインタビューに応えていたが、レポーターから『おくりびと』のロケ地・山形県鶴岡市で現在地すべりの被害が出ていることについて聞かれると、顔を曇らせてひどく心配した様子に。隣の中沢プロデューサーから「被害はそれほど深刻ではないよ」と言われほっとして笑顔を取り戻す一幕もあった。

「藤本賞」は、映画製作に生涯をささげ、277作品を製作した名プロデューサー・藤本真澄氏の功績をたたえて設けられた賞。毎年、功績著しい活躍をした映画製作者を中心に表彰する。

今年度第28回の受賞者は以下の通り
藤本賞     中沢敏明(『おくりびと』の製作に対して)
藤本賞     本木雅弘(『おくりびと』の製作に対して)
藤本賞・特別賞 安田匡裕(『歩いても 歩いても』の製作に対して)
        ※安田氏は今年3月に急逝したため、是枝裕和監督が代理を務める
藤本賞・奨励賞 木村威夫(『夢のまにまに』の監督に対して)
藤本賞・新人賞 佐藤嗣麻子(『K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝』の監督に対して)

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