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共演者が語るジョニー・デップのパートナー、ヴァネッサ・パラディの魅力!アメリカ気質の入ったフランス映画が完成

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左からロマン・デュリス、パスカル・ショメイユ監督
左からロマン・デュリス、パスカル・ショメイユ監督 - Photo-Nobuhiro Hosoki

 映画『真夜中のピアニスト』でセザール賞にノミネートされた経験があるフランスの人気俳優ロマン・デュリスが、ジョニー・デップのパートナーで歌手兼女優でもあるヴァネッサ・パラディと共演した映画『ハートブレイカー / Heartbreaker』(英題)について、パスカル・ショメイユ監督と共に語り、ヴァネッサの魅力を明かした。

 本作は、大富豪に依頼されたカップル壊し屋(ロマン・デュリス)と、10日後に結婚予定のその大富豪の娘(ヴァネッサ・パラディ)が繰り広げる痛快アクション・ラブコメディー。ショメイユ監督は、「この映画の3人の脚本家たちは、『或る夜の出来事』をイメージしながら執筆したらしいが、僕は『フィラデルフィア物語』を頭に描きながら演出したんだ」と明かしてくれたが、この映画には、数多くのアメリカ映画へのオマージュがちりばめられている。

 主演を務めたロマンは、ヴァネッサと素晴らしいダンスシーンを披露しているが、「彼女とは、ずっと仕事がしたかったんだ」と語ってくれた。そして、「フランスでは、自分のことばかりを気にしている女優が多い中で、彼女は素晴らしい女優だと思ったよ」とジョニー・デップの心をつかむヴァネッサの魅力を明かした。そんなロマンとヴァネッサがダンスシーンで参考にしたのは、映画『ダーティ・ダンシング』のパトリック・スウェイジのダンスだったという。本作は、本当にさまざまなアメリカ映画の影響を受けた作品になっているようだ。

 しかし、メガホンを取ったショメイユ監督は、長年リュック・ベッソン監督の元で働いてきた人物でもある。そのためか、映画はロマンとヴァネッサのロマンスだけでなく、随所に派手なアクションがちりばめられ、アメリカ気質の入ったフランス映画に仕上がっている。(取材・文:細木信宏 Nobuhiro Hosoki)

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