『HELP/復讐島』V2!スキズ映画が4位デビュー
全米ボックスオフィス考

先週末(2月6日~2月8日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、サム・ライミ監督のダークコメディーホラー映画『HELP/復讐島』が興行収入904万6,059ドル(約14億円)で2週連続となる首位を記録した。2週目に急落しがちなホラージャンルでありながら、口コミの良さに後押しされて前週比52.6%ダウンに抑える健闘を見せた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル155円計算)
一年で最大のテレビイベントであるスーパーボウル(NFLの優勝決定戦)が開催される週末とあって、大手スタジオが新作の公開を控えた結果、独立系の新作が複数ランクインする結果となった。
2位にはエンジェル・スタジオの低予算ロマコメドラマ『ソロ・ミオ(原題) / Solo Mio』、4位には韓国のボーイズグループStray Kidsのコンサート映画『ストレイキッズ:ザ・ドミネイト・エクスペリエンス(原題) / Stray Kids: The dominATE Experience』、5位にはリュック・ベッソン監督のフランス映画『ドラキュラ(原題) / Dracula』が初登場した。
そのほかの注目すべき作品では、人気YouTuberのマークプライヤーが自主配給したSFホラー『アイアン・ラング(原題) / Iron Lung』がワンランクダウンの3位。前週比66.3%ダウンと落ち込んだものの、製作費300万ドル(約4億7,000万円)にして2週目の累計興収は3,080万ドル(約48億円)と大成功を収めている。ライオンズゲートのホラーシリーズ『ザ・ストレンジャーズ:チャプター3(原題) / The Strangers: Chapter 3』は前2作のオープニング興収を大幅に下回ったが、同シリーズは3作一気に撮影され、すでに前2作で元を取れているため痛手とはならない。
トランプ米大統領の妻メラニア・トランプのドキュメンタリー『メラニア』は、2週目に7ランクダウンの10位となった。累計興収は1,332万5,728ドル(約21億円)とドキュメンタリーとしては上々ながら、Amazonは同作の配給権獲得のためにメラニアの制作会社ミューズ・フィルムズに4,000万ドル(約62億円)を支払い、さらに宣伝費に3,500万ドル(約54億円)と巨額の支出をしている。業界では、同作とそれにまつわる支出は、Amazonからトランプ政権への贈り物なのではないかという見方が強い。(編集部・市川遥)
2月6日~2月8日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『HELP/復讐島』
2(初)『ソロ・ミオ(原題) / Solo Mio』
3(2)『アイアン・ラング(原題) / Iron Lung』
4(初)『ストレイキッズ:ザ・ドミネイト・エクスペリエンス(原題) / Stray Kids: The dominATE Experience』
5(初)『ドラキュラ(原題) / Dracula』
6(4)『ズートピア2』
7(初)『ザ・ストレンジャーズ:チャプター3(原題) / The Strangers: Chapter 3』
8(5)『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
9(6)『シェルター(原題) / Shelter』
10(3)『メラニア』


