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五月女ケイ子「変態な作品がもっとあれば」とエール!今年のしたまちコメディ大賞はこぢんまり?

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五月女ケイ子「変態な作品がもっとあれば」
五月女ケイ子「変態な作品がもっとあれば」

 「第3回したまちコメディ映画祭」のコンペティション部門にあたる「したまちコメディ大賞2010」の授賞式が19日、東京・浅草公会堂で行われ、高野雄宇監督の「ちょぼ」がグランプリを獲得し、賞金50万円が授与された。

 20分以内のコメディ作品という条件のもと、日本だけでなく、海外からも作品がエントリーされ、国際的な注目を集める同賞。今年は210本もの作品が集まり、そのうち10本がグランプリ候補に。審査を務める金子修介監督、イラストレーターの五月女ケイ子、劇団WAHAHA本舗主宰の喰始、そして映画祭の総合プロデューサーでもあるいとうせいこうは、バラエティー豊かな作品群に真剣なまなざしを注いだ。

 いとうは「それぞれに意見があって、拮抗しました」と語り、選考作業が決して平たんではなかったことを示唆。喰も「非常にモメた。どの作品もこぢんまりとまとめようとしているのが気になる」と少々消化不良の様子だ。また、金子監督は、グランプリ受賞の高野監督に対して「もしかしたら将来性があるんじゃないか……あっ、もしかしたらじゃなくて絶対に(将来性が)あるんじゃないかと思います。次の作品ではもっとうならせてもらえれば」と先輩監督として、温かくも厳しいメッセージだった。

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 一方、五月女は「もの作りのメンドくささと、人に観られる緊張感を乗り越えて作品を(映画祭に)持ってきた皆さんを尊敬します。どれも良かったです」と10人の監督全員を励ます言葉。「変態な作品がもっとあればうれしい」とエールを送った。

なお、観客賞には岩井澤健治監督の「山」が選ばれた。

「第3回したまちコメディ映画祭in台東」は9月20日まで開催

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