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アメリカ映画興収は子どもが支える 大方の予想を覆し小・中学生のベストセラー映画化が1位に-3月28日版【全米ボックスオフィス考】(1/2)

アメリカ映画興収は子どもが支える 大方の予想を覆し小・中学生のベストセラー映画化が1位に-3月28日版
惜しくも2位に甘んじたザック・スナイダー監督の『エンジェル ウォーズ』より - (C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURES

 小・中学生の間でベストセラーとなっているイラスト小説を映画化した映画『グレッグのダメ日記』の続編映画『ダイアリー・オブ・ア・ウィンピー・キッド:ロドリック・ルールズ(原題)/Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules』が2,375万ドル(約20億1,875万円)をたたき出して全米ナンバーワンに輝いた。(1ドル85円計算)

 子ども向けのシリーズは人気の持続が難しいといわれており、週末に3,167館でオープンした本作も同様の目で見られていた。オープニング初日の金曜日時点では同じく初登場の話題作映画『エンジェル ウォーズ』が大きくリードを取っており、トップの座もそのまま『エンジェル ウォーズ』だと予想されていた。しかし週末に入り、親子連れの観客が増えたと同時に勢いを付け始めてみるみるうちにエンジェルたちを引き離した。

 ちょうど1年前の3月に封切られた前作『グレッグのダメ日記』が、まだ子どもたちの記憶に残っているうちに続編を打ち出すというスタジオ側の戦略が功を奏し、今回の王座獲得へとつながったようだ。配給20世紀フォックスの観客調査によると、51パーセントが男性客、そして全体の59パーセントが25歳以下の観客という結果が出ている。

 さて、3,033館・推定3,900スクリーンという大型公開にもかかわらず、子どもパワーに押されて1,906万ドル(約16億2,010万円)の収益どまりで第2位に甘んじてしまったのは、前出の『エンジェル ウォーズ』だ。デビューの金曜日は第1位となりこのまま突っ走るかと思われたものの、結局は子どもファンとその親たちがボックスオフィスで味方となったウィンピー・キッド(弱虫っ子)に負けるという結果になってしまった。映画『300 <スリーハンドレッド>』で知名度を高めたザック・スナイダー監督の期待作だったのだが、敗因の要素としては特に名の知れたスターが出ていないという点や、ストーリーの散漫さが指摘されており、コミックおたくの男性陣にはウケるかもしれないが(観客調査結果は男性客が64パーセント)、果たして一般客の反響はどうかという一部関係者たちの懸念が、結局デビュー週末第2位どまりという形で返答されてしまった。

 しかしながら『エンジェル ウォーズ』の公開において特筆すべきは、IMAX上映館が占めた興行収入の比率である。週末興行収入1,906万ドル(約16億2,010万円)のうち400万ドル(約3億4,000万円)が229館のIMAX上映からの収益となっており、歴代最高21パーセントの比率を記録した。これは昨今の3D、そしてこのIMAXという特殊上映が担うボックスオフィスでの重要さを改めて示す結果となった。


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