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「フレンズ」のデヴィッド・シュワイマーが、インターネット被害にあった少女を描いた映画を監督

「フレンズ」のデヴィッド・シュワイマーが、インターネット被害にあった少女を描いた映画を監督
『トラスト』で主役を演じたリアナ・リベラトと監督のデヴィッド・シュワイマー - Andrew H. Walker / Getty Images

 テレビドラマ「フレンズ」でロス役を演じて人気を博したデヴィッド・シュワイマーが、自らメガホンを取った新作『トラスト(原題) / Trust』について、主役を演じたリアナ・リベラトとともに語った。

 同作は、14歳の少女アニーは、インターネットで少年チャーリーと偽る41歳の小児愛好者とメール友達になってしまい、その男の本性を何も知らないアニーは、この偽った男に会ってしまい襲われてしまう。その事を知ったアニーの両親は、チャーリーを必死になって捕まえようとするが、そこには思わぬ展開が待ち受けていた。両親の役には、クライヴ・オーウェンとキャサリン・キーナーという演技派が演じてる。

 この映画を監督することになった経緯は「7年前にカルフォルニア州のサンタ・モニカで行われたレイプ・オーガニゼーションという、子どもたちがインターネットを通して知り合った相手から被害を受けたケースを扱った会合に参加したんだ。そのときに参加していたFBIの人たちやカウンセラーなどからいろいろ話を聞くことができたが、一番印象に残っているのが、14歳の少女を持った父親が話してくれたストーリーだった。その彼の娘もインターネットで知り合った男に襲われたんだ。彼は助けることができなかったことや、抑えきれない怒りなど様々な心境を吐露して、さらに彼の家族が崩壊の危機にあったことも我々に伝えてくれたんだ。僕は、そんな被害にあった娘と彼女の家族が、勇気を持ってその被害から徐々に立ち直ろうとする過程を描きたかったんだ」とデヴィッドが長い間のリサーチを経て製作したことを明かした。

 リアナ・リベラトが演じたアニーというキャラクターについて「彼女はごく普通の学校に通う生徒で、自分の居場所を見つけようとしているの。だから、気の合う仲間を見つけたり、ボーイフレンドなんかも欲しいと思っているの。ただ不幸にも、彼女はどういう風に人と親しくなるかがイマイチ理解できていないことから、間違った道を歩むことにななってしまうの。わたし自身も現在学生で、周りの友人たちには、全く会ったこともない人たちとインターネットで友達になっている人がたくさん居るけれど、私たちはそういう人間関係が当たり前の世界に育ってきていると思うの」と撮影当時、このキャラクターと同じ年齢だったリアナが等身大の感覚を伝えてくれた。

 リアナのキャスティングについてデヴィッドは「キャスティング・ディレクターとともに、おそらく75人くらい女優を見てきたと思う。僕はニューヨークに居て、ロサンゼルスに居たキャスティング・ディレクターが、その日に行われたオーディションの映像を僕に送ってくれていたんだ。そして、ある日リアナの映像を観てとても驚かされたんだ。それからリアナに直接会ってもっと驚かされたことは、僕が監督として指示することを把握するのがすごく早かったことだ。14歳という年齢で、ごく自然に演じられ、さらに指示することへの把握能力がある女優なんて、実際にはすごく稀なんだ。俳優としても仕事をする僕でさえ、嫉妬してしまうほどすごいと思ったよ!(笑)」と述べ、リアナ以外にも、クライヴ・オーウェンとキャサリン・キーナーという自分の希望通りのキャスティングができたことに関しても喜んでいた。

 デヴィッドは、この映画を通してテクノロジーが発達した現代で、両親の子どもに対する教育と保護について議論を醸し出す題材になれば良いとも語った。だが、前作監督した映画『ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ』を含め、監督業は製作過程においてかなりの時間が費やされるため、今度は俳優の仕事にも戻りたいとも話してくれた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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