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ラブシーンが濃厚すぎて中国の国家放送局から目をつけられたタン・ウェイ、毛沢東を描いた映画で再び出演シーンがカット!

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タン・ウェイ
タン・ウェイ

 中国共産党90周年を記念して制作された毛沢東を描いた映画『健党偉業』で、同作に出演していた映画『ラスト、コーション』のタン・ウェイの出演シーンが、カットされたことがバンクーバー・サン紙によって明らかになった。

 これは今年公開の中国作品の中で、最も話題の超大作の歴史大河ドラマで、1911年の辛亥革命から1921年の中国共産党結成までを描き、さらに中国を代表するトップスターが数多く出演していることでも注目を浴びている作品だ。

 タン・ウェイは『ラスト、コーション』の出演以来、国家放送映画テレビ総局の指示で、2008年から彼女が出演する作品が放送禁止になっていたが、今回の愛国作品で晴れて解禁となると思われたが、再び2007年にアン・リー監督がメガホンを取ったヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品『ラスト、コーション』で、タン・ウェイが演じたラブシーンが濃厚すぎるとして、毛沢東の最初の恋人役を演じたタン・ウェイのシーンは不適正としてカットしているようだ。もちろん、制作した中国電影集団公司は「出演シーンがカットされた女優はほかにもいる」としていて、タン・ウェイの出演シーンのカット理由を明らかにしていない。

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 今回の件について、映画『女スパイ・川島芳子』や『ヘブン・アンド・アース』のハー・ピン監督はブログで「映画を制作したのに、彼女の出演シーンを全部カットするの? 彼女は良い演技をしているし、彼女のシーンは脚本上でも必要なんだ。しかも、ちゃんと説明できない理由で(カット)している。彼女だけが、目立った形でたたかれることになった」と不本意であることをコメントしている。

 才能のあるタン・ウェイの演技は、一体いつになったら観られるのだろうか? (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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