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染五郎、亀治郎、勘太郎、七之助がアピール!歌舞伎は「何を大げさな!」と楽しんでほしい!

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左から中村七之助、市川亀治郎、市川染五郎、中村勘太郎
左から中村七之助、市川亀治郎、市川染五郎、中村勘太郎 - 撮影:加藤 孝

 今年5月3日から27日まで上演された「明治座 五月花形歌舞伎」より、「義経千本桜 川連法眼館」「恋飛脚大和往来 封印切」が、WOWOWにてオリジナル副音声解説と共に放送されることが決定し、共演した市川染五郎市川亀治郎中村勘太郎中村七之助が、初めて歌舞伎に触れる視聴者に向け、歌舞伎の楽しみ方を語った。

 歌舞伎について、「自身は中にいる人間だから、ひいき目がある」「例えば外国の方たちが観て、果たしてエンターテインメント性があるかは僕らにはわからない」と明かした亀治郎は、「逆に歌舞伎を裸の目で観てみたい」と語る。そんな亀治郎の言葉に同調してか、染五郎は、初めて歌舞伎に触れる視聴者に「『何かを探しにくる感覚』で来てほしい」とアドバイス。亀治郎は、「初めて観たらびっくりしますよ! 目の周りは赤く塗っていたり、大げさにしゃべったりしていますから。演(や)っていることをわかろうとするよりも、『何を大げさな!』とか、まずはそういうことを楽しむのでいいと思います。面白がってくだされば、うれしいです」と視聴者の目線で、歌舞伎役者の口から出るとは意外な歌舞伎の楽しみ方を提案した。

 今回、WOWOWでの放送が決定した「義経千本桜 川連法眼館」は、人間に化けた子狐が主人公の物語。早替わり・宙乗りといった歌舞伎らしいケレン味たっぷりの演出も見どころの歌舞伎を、亀治郎が堂々と演じている。七之助いわく、「比較的わかりやすい芝居」だという本作について、亀次郎は「僕は子どものころ客席で伯父の市川猿之助が演じる狐を指して『あれになるからね』って言ったらしいですよ。狐になりたかったそうです」、勘太郎は「『義経千本桜』って、“義経”ってつけているのに主人公じゃない、という筋立てがまず面白いですよね。どの話でも、出てくる主人公たちがみんな悲しいし格好いいし、子どものころからあこがれている人物なんですよね」とそれぞれ思い入れのある作品であることを明かしている。

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 また、同じく放送が決まった「恋飛脚大和往来 封印切」は、近松門左衛門作の人形浄瑠璃を歌舞伎化した名作。大坂の飛脚問屋の養子・忠兵衛と恋仲の遊女・梅川が一緒になりたいと願うもかなわず、運命のいたずらか因縁か、追い詰められた2人は死のふちへと旅立つことになるという上方歌舞伎の代表作だ。徐々に追い詰められてゆく中村勘太郎演じる忠兵衛と、七之助自身「かなり好きな役」と語る恋仲の中村七之助、2人を追い詰める八右衛門役の市川染五郎と、それぞれが鬼気迫る熱演を見せている。(編集部・島村幸恵)

「義経千本桜 川連法眼館」「恋飛脚大和往来 封印切」は、7月16日(土)午前11:00よりWOWOWにて放送

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