横浜流星、『国宝』&大河ドラマで大活躍の1年振り返る「自分にとっての節目」

俳優の横浜流星が31日、歌舞伎座で行われた映画『国宝』歌舞伎座大晦日特別上映会に、吉沢亮、寺島しのぶ、見上愛、黒川想矢、田中泯、中村鴈治郎、李相日監督、そしてサプライズゲストの市川染五郎、市川團子と共に出席。横浜は、大ヒットとなった本作での熱演や大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」での主演など大活躍の1年を振り返った。
大歓声に迎えられるなか、花道から登場した横浜は「大晦日という、皆様にとって非常に大切な時間に、この場を共に過ごせることを幸せに思います。私自身も、この歌舞伎座という神聖な場に立たせていただけたことを誇りに感じています」と胸を張ると、大活躍だった2025年を振り返り「人として、役者としても学びが多かったですし、自分にとっての節目になった年だと思っております」と振り返る。
さらに横浜は「『国宝』が公開され、たくさんの方々が、劇場に足を運んでくださったと聞きました。とても愛情を感じています」と語ると「自分の中ではコロナ禍以降、映画館に足を運ぶ方が少なくなっているなというのを感じていたので、すごく希望を持てたというか。役者としても、これからもこの映画界、業界を盛り上げられるように自分もいち役者として責任感みたいなものが強くなった年です」と変化を述べる。
またこの日は、本作がIMAX・Dolby Cinemaでの上映が決定したことが発表された。李監督は「映画が50年後、100年後に残ると考えたとき、とてもありがたいこと。皆さまが映画を観てくださったおかげです」と感謝を述べると、横浜も「自分も時間を見つけて観に行こうかなと思います。皆様もぜひ、あらためてIMAXという環境で観てください」と期待をあおっていた。
本作は、歌舞伎を題材にした吉田修一の小説を、映画『フラガール』や『流浪の月』などの李監督が映画化。歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄(吉沢)の50年を描いた壮大な一代記。6月6日に全国公開されると、口コミで広がり、22年間破られることがなかった邦画実写映画の歴代興行収入の記録を塗り替え、30週目となった12月29日の動員ランキングでも6位にランクインし、累計では12月30日現在、動員1,309万8,000人、興収184.7億円を突破する歴史的大ヒットを記録している。(磯部正和)
映画『国宝』は全国公開中


