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田原総一朗「ナベツネや堤清二は典型的左翼」と発言 新左翼から新右翼へ転身はかった見沢知廉の悲劇の人生に羨望(1/2)

田原総一朗「ナベツネや堤清二は典型的左翼」と発言 新左翼から新右翼へ転身はかった見沢知廉の悲劇の人生に羨望
トークイベントに参加した、田原総一朗

 30日、作家・見沢知廉(みさわちれん)の生涯に迫ったドキュメンタリー映画『天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命』の公開を記念したトークイベントが、新宿K's cinemaで行われ、ジャーナリストの田原総一朗と、大浦信行監督が出席。田原は「(見沢には)ラディカルに生きたことの悲劇・滑稽さ・うらやましさがある」と激動の人生を送った見沢を表現した。

 見沢知廉。新左翼から新右翼へ身を転じ、スパイ疑惑があった同志への粛清による殺人罪で服役。獄中でつづった小説「天皇ごっこ」で文壇デビュー後も、心身を病み、46歳という若さで投身自殺……。数行で説明することは到底できないほど激動の生涯を送った見沢。そんな彼の生き方を「ラディカルに生きた見沢は、悲劇であり、滑稽であり、自分がそう生きられなかったことでのうらやましさがある」と田原は表現。

 そして「僕は若いころは左翼、反国家的だった。世界で最も豊かで恵まれているのはソ連だと思っていた。でもドキュメンタリーの仕事でモスクワに行ったとき、当時のソ連の現実を見てショックを受けたんです。社会の格差はすごく、言論の自由はなかった。でもその事実を(完全左翼化していたメディアで)言えなかった。そこから僕は、偉いやつはみんなやっつけてやろうっていうアナーキストになったんです」と自身を振り返る。さらに「元総理の海部(俊樹)、宮沢(喜一)、橋本(龍太郎)をサンデープロジェクトでやり込めて失脚させた時、こんなことやってていいのかなって思って、今日までさまよっているんです。だからラディカルに生きた見沢の生き方を悲劇的でもあるが、うらやましさを感じている」と心情を吐露する。

 数々の財界人、著名人と交流のある田原の話は尽きず、脱線することもしばしば。「戦後の日本の作家で、三島由紀夫は別格。最高の作家だった」と語り、三島のコンプレックスや割腹自殺への動機などに田原なりの解釈を加える。また、大浦監督が顔の見えやすい左翼活動家の方が映画の題材にしやすいと述べると「今の日本で典型的左翼はナベツネ(読売グループ本社代表取締役会長・渡邉恒雄)と堤清二(元セゾングループ代表)ぐらいじゃないかな。彼らは面白いと思いますよ」と次回作の映画題材を提供。さらに「以前はナベツネさんと仲が良かったんだけど、今はライブドアの堀江(貴文)の件があったので疎遠になってるんだよね」と冗談っぽく語るなどトークはさえ渡った。


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