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渡辺謙がピアニスト辻井伸行とタッグ!映画『はやぶさ』全編の音楽を辻井が作曲!!

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辻井伸行と渡辺謙、江口洋介
辻井伸行と渡辺謙、江口洋介 - (C) 2012「はやぶさ 遥かなる帰還」製作委員会

 渡辺謙が主演を務める映画『はやぶさ 遥かなる帰還』全編の音楽を、第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初の優勝を飾り世界の注目を集めた辻井伸行が担当することがわかった。8月27日に公開された映画『神様のカルテ』、テレビドラマ『それでも、生きてゆく』のテーマ曲を担当してきた辻井だが、映画全編の音楽を担当するのは、今回が初めて。辻井が、はやぶさの偉業をめぐる研究者、技術者たちの挫折や葛藤(かっとう)、そして達成をすべて音楽で表現し、物語に彩りを添える。

映画『はやぶさ 遥かなる帰還』場面写真

 8月にクランクアップ報告、キャスト発表を行った際、渡辺自ら司会を務めたことで話題を集めた本作は、渡辺が主役だけでなくプロジェクトマネージャーとして、積極的に制作に取り組んできた作品。「辻井くんのお母様の関係で、以前から辻井くんのことは存じ上げ、ご活躍は陰ながら応援させていただいておりました。しかしながら、映画音楽の作曲は制約も多く危惧しておりました」と語る渡辺は、楽曲制作のために撮影現場を訪れた辻井に、自らセットを案内し、模型を用いてはやぶさの構造も説明。視覚障害を持つ辻井のために「台本を役者さんを使って音声化して聞いてもらいたい」と提案したという。辻井が手掛けた楽曲の仕上がりに、「辻井くんの情熱と創造力はわれわれの想像をはるかに超えていました。われわれも、(おそらくJAXAの皆様も)聞いたことのない、孤独に宇宙空間を航海しているはやぶさの声を、彼は心の五線譜に書き写したのだと思います」と絶賛の声を寄せている。

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 一方、辻井は「宇宙空間をトラブルを抱えながらも疾走する『はやぶさ』、そして『はやぶさ』にかかわる人たちの苦悩と情熱を心に刻み、作曲しました。僕の音楽が、圧倒的な映像と共に、この素晴らしい映画の全編にわたって流れることは本当に幸せなことです。そして何より、渡辺謙さんをはじめとする素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんと一緒にこの作品にかかわれたことを誇りに思います」とコメント。メガホンを取った瀧本智行監督とピアノの前に二人で座り、楽曲のイメージについて話し合い、二人三脚で楽曲制作を行ったという。瀧本監督も仕上がった楽曲に「辻井さんにとって、今回の音楽作りは難しい作業だったと思いますが、結果、出来上がったテーマ曲は、はやぶさが旅した長い時間と宇宙の広がりを感じさせる美しい曲です。ピュアで清らかな旋律は、多くの人の心に深く染み入るに違いありません」と太鼓判を押している。

 ノンフィクション作家・山根一眞の「小惑星探査機はやぶさの大冒険」を原作に、『沈まぬ太陽』『陽はまた昇る』の西岡琢也が脚本を書き、『犯人に告ぐ』『星守る犬』の瀧本智行監督がメガホンを取った『はやぶさ 遥かなる帰還』には、渡辺のほかに、江口洋介吉岡秀隆夏川結衣小澤征悦石橋蓮司中村ゆり藤竜也山崎努が出演。2003年5月9日、鹿児島県内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、途中行方不明となるなどの困難を乗り越え、小惑星「イトカワ」に着陸し、微粒子を持ち帰ったはやぶさの偉業をめぐる研究者、技術者たちの戦いを描いている。脚本を聞いた辻井は、その物語について、「『はやぶさ』の帰還のために、決してあきらめない日本の科学者、技術者たちの情熱や、それぞれの立場の違いによる葛藤(かっとう)を乗り越えていくチーム力に感動しました」と語っている。(編集部・島村幸恵)

映画『はやぶさ 遥かなる帰還』は2012年2月11日全国公開

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