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外国語映画賞ノミネートの監督たちがトークショー!「子役は親で選べ」【第84回アカデミー賞】

外国語映画賞ノミネートの監督たちがトークショー!「子役は親で選べ」
左から『ぼくたちのムッシュ・ラザール』のフィリップ・ファラルドー監督、『別離』のアスガー・ファルハディ監督 - 写真:明美・トスト/Akemi Tosto、Darren Decker / (C) A.M.P.A.S.

 第84回アカデミー賞を明日に控え、今年度外国語映画賞候補作品の抜粋上映、トークイベントが、25日(現地時間)、ビバリーヒルズのサミュエル・ゴールドウィン・シアターにて行われた。

 この日は、離婚の複雑さを表現した映画『別離』(イラン)、アルジェリアから移民して小学校教師になった中年男性が主人公の映画『ぼくたちのムッシュ・ラザール』(カナダ)、ナチスに隠れて地下水道で暮らすユダヤ人を描いた映画『ソハの地下水道』(ポーランド)、成功する息子に嫉妬する初老の学者を描いた映画『フットノート(英題)/ Footnote』(イスラエル)、不正に成長ホルモンを売買するギャングと農夫を描く映画『闇を生きる男』(ベルギー)の5本の外国語映画賞候補作品が上映された。

 それぞれ、作品を作ったきっかけ、子役をキャスティングするコツ、フィルムかデジタルか、など自身の映画論について語ったノミネートされた監督たち。最も有力視されている『別離』のアスガー・ファルハディ監督は、作品の中の夫婦の離婚問題について、「些細(ささい)な問題の方が、大きな問題より、見えにくい分だけやっかいだ」と答えるなど、回答一つ一つの視点がユニークで、観客の注目を集めた。

 また、『ソハの地下水道』のアグニエシュカ・ホランド監督は、ユダヤ人たちの隠れ家となった地下水道の暗さや汚さをできるだけリアルに表現するため、照明を使わないで撮ることにこだわったと説明。多くの小学生を扱った『ぼくたちのムッシュ・ラザール』のフィリップ・ファラルドー監督は「子どもをキャスティングするときのコツは、両親で選ぶこと」と意外なコツを明かしていた。

 「これらの作品は国で選ばれたのではなく、監督の技量で選ばれた」と説明する司会の言葉が印象的だったこのトークイベント。確かに、離婚が家族に与える影響を見事に表現した『別離』のファルハディ監督の手腕には、拍手を送りたい。さて、明日の結果はどうなるか? 注目だ。(取材・文:こはたあつこ)

第84回アカデミー賞授賞式は2月27日午前9:00よりWOWOWにて生放送
夜9:00よりリピート放送


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