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黒柳徹子、いわさきちひろ波乱の生涯に「女性として魅力的、怖いとも思う」

黒柳徹子、いわさきちひろ波乱の生涯に「女性として魅力的、怖いとも思う」
麦わら帽子で登場した黒柳徹子「ちひろさんも気に入ってくれると思う」

 23日、練馬区下石神井のちひろ美術館・東京で映画『いわさきちひろ ~27歳の旅立ち~』完成発表記者会見が行われ、ちひろ美術館館長の黒柳徹子らが出席し、いわさきちひろへの思いを語った。パステルや水彩画を使用した独特の柔らかなタッチの絵で知られる絵本画家いわさきちひろは1974年、55歳でこの世を去ったが、その魅力は色あせることなく、没後38年たった現在でも多くのファンを魅了し続けている。

 会見では、麦わら帽子をかぶって登場した黒柳が「ちひろさんは、つば広の帽子が好きでした。絵の具を塗ったりしておしゃれを楽しんでいた。たぶん、今日の帽子も気に入ってくれると思う」と切り出すと、いわさきの息子の松本猛さんは「母が生きていたら、こんな記者会見はいや。やめてちょうだいと言ったでしょうね。照れ屋でしたから」とコメントし、いわさきを偲んだ。

 絵本などを通じて、いわさきの絵は世界中に知れ渡っていったが、その生涯は意外に知られていない。若き日の彼女は、大好きな絵の道に進もうとするも、親の言いつけで望まぬ結婚を余儀なくされる。夫を心身共に受け入れることが出来ずに拒否し続け、そのショックから夫は自殺。しかも戦争で家まで失い人生のどん底を味わうが、27歳のときに画家として生きていく決意をする。そんないわさきの人生について黒柳は「彼女はなんて自分は愚かだったんだろうと自分を責めました。そこからちひろさんは全力で自分のしたことに向き合いました。わたしたちは、真剣に自分のしたことを向き合っていないと思う。女性として魅力的だと思いますし、怖いなとも思います」とコメント。

 いわさきのことを「鉄を真綿でくるんだような人」と評する人が多かったと語る松本は、それに加え、自由な人だったと指摘する。「中学のとき、ビートルズ旋風がきましたけど、母はビートルズいいじゃないとレコードを買ってくれた。(不良が聞く音楽だと、禁止する親が多かった)当時の母親としてはすごいこと。自分が木登りをしていると、わたしも登るから待ってなさいと言われたり。強さと同時に、のびやかで自由ないわさきちひろがいました。絵を通してそれを感じていただければと思います」と呼び掛けた。(取材・文:壬生智裕)

映画『いわさきちひろ ~27歳の旅立ち~』は7月14日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開


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