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『告白』『モテキ』プロデューサーがヒットの裏側を伝授!「ツイッターで賛否両論の意見があった」

『告白』『モテキ』プロデューサーがヒットの裏側を伝授!「ツイッターで賛否両論の意見があった」
ヒットの裏側を語った川村元気プロデューサー

 16日、ラフォーレミュージアム原宿で開催中の「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2012」内でイベント「クリエイターズセミナー」が開催され、近年、ヒット作を連発している東宝の川村元気プロデューサーがそのプロデュース術を明かした。

 川村氏の初プロデュース作は2005年、弱冠26歳で手掛けた映画『電車男』。興収37億円の大ヒットに導き、その後も『告白』『悪人』『モテキ』『宇宙兄弟』といった通常のメジャー系映画会社の枠には収まらないような意欲作を次々と発表してきた。

 川村氏によると、プロデュースに費やすパワーの8割は「企画」「脚本作り」「スタッフ・キャスト選定」などの「プリプロダクション」に集中。「宣伝がぶれているなと思う作品はたいがい、ここが徹底的に詰められていない」と語る通り、この日は数々のヒット作を例に挙げ、その企画コンセプトを解説した。

 たとえば『告白』のコンセプトは、「ノット・ハッピーエンド」「映画の結末を観客に委ねる」「メジャー感のあるキャスト・クリエイティブ」の3点。『セブン』や『殺人の追憶』といった映画を例にあげた川村氏は「なぜバッドエンディングはダメで、明るい気持ちになる映画でなければいけないのか。たとえば『モテキ』や『告白』のラストなんかも、ツイッターで賛否両論の意見があったんですけど、それを見て、してやったりと思いました。そしてそういう要素とバランスを取るために、松たか子さんなど、メジャー感のあるキャスティングも心掛けるんです」と川村流プロデュース術を解説。

 そして「スケールの大きな世界観を出す」ためにロックバンド・レディオヘッドの未発表曲「Last Flowers」を使用。ちょうど東宝配給の『ノルウェイの森』でメンバーのジョニー・グリーンウッドが音楽を担当していたため、そのつてでコンタクトを取ったという。また、川村氏は現在公開中の『宇宙兄弟』でも、コールドプレイを主題歌に起用。このときはフジロックフェスティバルのために来日したコールドプレイに、勝手に彼らの曲をBGMにした4分のプロモーション映像を渡して交渉した。「夢みたいなことでも、映画ってきちんと話せば交渉の余地があるから面白い」とその秘けつを語る川村は笑顔を浮かべていた。(取材・文:壬生智裕)


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