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映倫が神経をとがらせ、観るのを嫌がった不謹慎な映画『ムカデ人間2』!! 阿鼻叫喚の地獄絵図に騒然!!

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今作もまた、とてつもない作品と自信を見せる叶井俊太郎氏
今作もまた、とてつもない作品と自信を見せる叶井俊太郎氏

 8日、阿佐ヶ谷ロフトAで「ムカデ人間2まつり」が行われ、映画『ムカデ人間』宣伝プロデューサーの叶井俊太郎氏が、映倫とのやりとりを明かした。

映画『ムカデ人間2』写真ギャラリー

 『ムカデ人間』といえば人間の肛門と口を結合するという良識ゼロの内容が世間からの非難を集めたトラウマ映画。今回の続編では、結合されるムカデ人間が、3人から12人に増殖。イギリスやオーストラリアでは、そのあまりにも過激な内容から上映禁止が宣告されるなど、その内容よりも先に「2はどうやらヤバいらしい」という噂だけが広がっていった。日本でもそのあまりにも不謹慎な内容から、上映を拒否する劇場が続出。しかし関係者の尽力によって、R18+(18歳未満鑑賞禁止)指定にすることで映倫もしぶしぶ日本上映をオッケーすることになった。

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 この日のイベントでは、新たなムカデ人間創造を夢見る中年男マーティンによるサンドペーパーを使ったマスターベーションのシーンを筆頭として、あまりにも陰惨で目を覆いたくなるような地獄絵図が繰り広げられる箇所など、映倫が修正を要請した映像箇所を続々と上映。そのあまりの過激さに、同時中継されていたニコニコ動画では中継不可能。音声だけの中継に切り替えられた。会場の観客だけがこのマル秘映像を鑑賞することが叶ったわけだが、「ギュエー」と泣き叫ぶ阿鼻叫喚の音声を聞いたニコ生ユーザーたちも「音声だけでもすごくこわかった」とふるえていた。
 
 叶井氏も「2が世界で上映禁止になっているという情報を映倫はすでに知っていたみたいで。逆にビックリしましたね。それだけに彼らも『ムカデ人間2』に対しては相当神経質になっていた」と振り返る。しかし、映倫の審査基準は「主観」とのことで、「3人のおじいさんが審査したんですけど、それぞれに言うことが違うんですよ。でもだからこそ逆に話し合いの余地があった」と述懐。これまでも性器の映っている映画は上映されてきたが、その基準はあいまいで、決まっているストーリーの流れで判断するのだという。それを踏まえて本作では、10か所程度の修正箇所をほどこしたのだとか。

 そうして修正版を映倫に再提出した叶井氏。「頭からもう一回観ますかと聞いたら『いや、もういいです』と言われて、修正箇所だけを見せた。映倫も嫌がった映画なんですよね。劇場でぜひ観てください」と誇らしげに付け加え、会場を笑わせた。(取材・文:壬生智裕)

映画『ムカデ人間2』は7月14日より新宿武蔵野館ほかにて公開

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