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リピーター続出で原作者も満足!「桐島」現象加速中

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ファンとの距離を縮めた(左から)喜安浩平、朝井リョウ、神木隆之介、吉田大八
ファンとの距離を縮めた(左から)喜安浩平、朝井リョウ、神木隆之介、吉田大八

 謎を呼ぶラストが賛否両論で話題の映画『桐島、部活やめるってよ』の特別ティーチインイベントが26日、シネ・リーブル池袋で行われ神木隆之介(主演)、吉田大八(監督・脚本)、喜安浩平(脚本/劇団ナイロン100℃)、朝井リョウ(原作)が登壇した。

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 「桐島」の頭脳と言うべき原作・監督・脚本が一堂に会する貴重な機会となった本イベントで、原作の朝井は映画化の話を大学の授業中にメールで知ったといい、「その後は授業の内容が全然頭に入らなかった」「絶対途中でダメになると思って、8月10日(=公開前日)まで信じていなかった」と語り、原作と映画両方の「桐島」ファンの笑いを誘った。

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 原作を持つ作品の映画化となると、原作者が映画の出来に難色を示すことも少なくないが、朝井は「原作から変わってマイナスだと思ったところは1つもない」「言葉を使わなくても映像でこんな表現ができるんだって勉強になりました」と話し、出来映えに満足気な表情を浮かべていた。

 また神木をはじめ出演者たちは、演じる登場人物の生い立ち・考え方などを撮影前にレポート用紙に書いて提出することを吉田監督から求められ、「その作業で(自身が演じた)前田のキャラクターが掴めました」と語ったものの、同時に「実はそのレポートを監督はあまり見ていなかったそうでショックでした」とこぼしたが、吉田監督は神木の「掴めました」という発言を受け、「やってよかったよね」と自身で自らをフォローしていた。

 すでに8回鑑賞したという熱烈なファンも来場者の中に見られた本作だけに、フォトセッション時のわずかな時間にも「(作中に登場する)絵コンテは神木くんが描いたんですか?」といったコアな質問が次々に客席から寄せられる(絵コンテは実際に神木が描いたものとのこと)。ファンと「桐島」との距離の近さを感じさせる場面となったが、「神木くんは彼女いるんですか?」という質問にはさすがの神木も苦笑いで、返答はなかったがファンに笑顔で手を振っての退場となった。(取材・文:長谷川亮)

映画『桐島、部活やめるってよ』は全国公開中

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