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山田洋次監督、文化勲章受章「寅さんに冷やかされそう」

山田洋次監督、文化勲章受章「寅さんに冷やかされそう」
文化勲章を受章した山田洋次監督 - (C) 2013「東京家族」製作委員会

 山田洋次監督が30日、文化の発達に関し特に顕著な功績のある者に贈られる文化勲章受章決定を受け、喜びのコメントを寄せた。

 来年1月に公開を控える映画『東京家族』の舞台あいさつのため、京都に滞在中に受章の知らせを聞いたという山田監督。「映画人の一人として映画界を代表して日本映画のためにこの章をいただこう、という気持ちでお受けしました」と身が引き締まる思いだったことを明かす。

 山田監督を一躍有名にしたのは、故・渥美清さんとタッグを組んだ「男はつらいよ」シリーズ。山田監督は今回の受章に、(渥美さんが演じた)寅さんだったら、「文化勲章って、それ何だい」「そんな立派なものもらってどうするんだい」「俺みたいな出来損ないの映画を作っていてそんな章を取るなんて」と冷やかされそうだと話しつつ、「渥美さんが生きていたら、きっと喜んでくれたでしょう」と今は亡き盟友に思いをはせた。なお、山田監督の文化勲章受章に、「男はつらいよ」にさくら役で出演した倍賞千恵子は、「この受章、こんなにうれしいことはありません」とコメントを寄せている。

 山田監督の最新作は、山田監督が、英国映画協会発行の雑誌Sight & Sound magazineが発表した世界の映画監督358人が選んだ最も優れた映画にも選ばれた小津安二郎監督の映画『東京物語』を、「この世界一の映画を真似することは何も恥じることではない。思い切り真似してやろう」と制作した映画。今回の受章に山田監督は、50年前、映画監督になりたてのころには小津監督の映画には興味がなく、古くさいと思っていたこと、「ある時期から小津作品を、すごい映画だと思うようになり、50年かけて『世界で一番の映画じゃないか』と思うようになった」ことを明かしている。

 『東京家族』に出演した橋爪功は「受章おめでとうございます。監督の最新作に参加できたことを誇りに思います」、吉行和子は「東京家族の撮影の時、何と若々しい感覚をお持ちなのだろう、と何度も驚きました。これからも、素晴らしい作品の誕生を期待しております」とそれぞれコメント。映画監督人生50年以上、文化勲章を受章した山田洋次監督に、最新作への期待も高まっている。なお、これまでに文化勲章を受章した映画監督には、今年5月に逝去した新藤兼人監督がいる。(編集部・島村幸恵)

山田洋次監督最新作『東京家族』は2013年1月19日より全国公開


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