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ミシェル・ゴンドリー監督がリアルに描く帰宅途中のバスの中の高校生とは?

ミシェル・ゴンドリー監督がリアルに描く帰宅途中のバスの中の高校生とは?
マイケル・ブロディ(左)、テレサ・リン(右)

 映画『エターナル・サンシャイン』、『グリーン・ホーネット』などでおなじみのミシェル・ゴンドリー監督の新作『ウィ・アンド・アイ』について、主演のマイケル・ブロディとテレサ・リンが語った。

 同作は、夏休みを控えた学期末にニューヨークのブロンクスにある高校で、生徒たちは終業のベルと同時に教室を飛び出し、市内のバスに乗り込み帰宅しようとするが、マイケル(マイケル・ブロディ)を含む悪ガキたちは夏休みへの期待から、いつもよりバスの中で大騒ぎ。するとそこに最近学校を休んでいたテレサ(テレサ・リン)がバスに駆け込んできた。なんと彼女は金髪のカツラを被っていたことで、バスの中の生徒たちも騒ぎ始め、収拾がつかなくなる。1台の下校バスに乗り合わせたティーンエイジャーたちの複雑な思いと心理を描写したミシェル・ゴンドリー監督の意欲作。

 映画への出演経験のなかった主演二人は、どのようにこの映画に関わったのか。「僕はこの映画に出演しているジョナサン・オリッツと共に、このブロンクスのハンツ・ポイントで学生活動(芸術関係の活動)をしていて、その活動のリーダーが、ミシェル・ゴンドリー監督がここハンツ・ポインツでワークショップを行い、彼の映画『僕らのミライへ逆回転』を上映することを教えてくれたんだ。ミシェル監督は、映画の上映後に今度僕ら生徒たちに製作する新作に参加しないかと言ってくれて、高校2年からずっと舞台の演技をしていた僕は、すぐに興味を持ったんだよ」とマイケルが明かした。

 映画内のせりふ(自然な会話)は生徒たちのアイデアでどのように作られ、ほとんどの出来事がバスの中で起こる設定は誰が考えたのか。「下校時のバスのアイデアは、ミシェル監督が実際に高校生のやり取りをバスの中で見たところから生まれたの。もちろん、彼は(ミシェル監督出身の)フランスの生徒ではなく、ブロンクスの生徒が描きたかったんだと思う(笑)」とテレサが答えると、マイケルは「ミシェル監督が行ったワークショップは、彼がまず自分のバスでの体験談をオープンに語ったことで、徐々に僕らを落ち着かせて、僕ら生徒たちもそれぞれのバスでの体験を話すことができた」と明かした。

 テレサはこの映画の体験を通して「この映画は言葉では表現できないほど、わたしを変えてくれた。この6週間の撮影でわたし自身が変わっただけでなく、映画内でわたしが演じたキャラクター、テレサも最初にバスに乗ってきたときと、バスを降りて家に帰るときでは、全く違った人物と思えるくらい変わっているの」と感想を述べた。

 映画は、高校生の生々しい感情が描写され、さらに生徒間のやり取りの深層心理が見所になっている興味深い作品だ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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