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ダスティン・ホフマン、来日会見で意外な過去の挫折を明かす…ピアニスト志望だった

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奥さんから「監督しなかったら別れる」と言われたダスティン・ホフマン
奥さんから「監督しなかったら別れる」と言われたダスティン・ホフマン

 21年ぶりに来日中のオスカー俳優ダスティン・ホフマンが、9日に都内で自身の監督デビュー作『カルテット!人生のオペラハウス』の記者会見を行った。ダスティンは今作の監督にチャレンジした理由や作品に込めた思いのほか、実はもともと俳優ではなくピアニスト志望だったことも明かした。なお、この日は特別ゲストとして女優の樹木希林が出席し、ダスティンと一緒にヒット祈願の鏡開きを行った。

樹木希林にキスも!フォトギャラリー

 本作は、映画『戦場のピアニスト』でアカデミー賞脚色賞を受賞した劇作家で脚本家のロナルド・ハーウッドの同名劇を、『レインマン』『クレイマー、クレイマー』で2度のアカデミー賞主演男優賞に輝いたダスティンが映画化した悲喜劇。引退した音楽家たちが暮らす音楽の館「ビーチャム・ハウス」を舞台に、過去の栄光を引きずった4大“旧”スターたちが、同ハウスの存続をかけて史上最高齢のオペラコンサートに挑む姿を描く。

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 ダスティンは、本作について「長年、監督業をしたいと思って準備はしていたんだけど、資金的な問題や飛び込む勇気がなかったりしてね。今回は脚本を気に入った。老齢の、ピークを過ぎてしまったアーティストたち、という僕が共感できる題材だった。妻から『これを監督しなかったら別れる』と言われたから、僕は『でも、この映画をやってヒットしなかったら、僕のほうから別れるぞ』と言い返したよ」と冗談を交えながら監督に取り組んだ理由を説明。

 そして「この映画はまさに、人生を描いている。若い人は年を取ることについて考えずに生きていると思うし、親や祖父母の人生は自分と違うと感じているかもしれない。でも、僕は映画に登場する、体が不自由になってきた、年老いた人たちを英雄だと思っている。彼らを観ている観客も、いつかはこうなるんだ。どんな状態でも、人生は生きることができるんだよ」と熱弁をふるった。

 また、今作ではさまざまな名曲が使われているが、「これまで出演した作品の中で、気に入っている映画音楽は?」と質問を受けるとダスティンは「『卒業』のサイモン&ガーファンクルの音楽、『真夜中のカーボーイ』の音楽も素晴らしかった。あと、『クレイマー、クレイマー』の中で使われているヴィヴァルディのクラシック曲も素晴らしかったね」と答えた後、「僕はもともとピアニストになりたかった。でもそこまで才能がなかったので、第二志望だった俳優になったんだ」と意外な挫折があったことを明かした。(古河優)

映画『カルテット!人生のオペラハウス』は4月19日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開

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