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役所広司、俳優には何ができるんだろう…被災地の支援活動への決意

役所広司、俳優には何ができるんだろう…被災地の支援活動への決意
役所広司

 南三陸町の町営ラジオ局「FMみなさん」の活動に密着したドキュメンタリー映画『ガレキとラジオ』のナレーションを務めた役所広司が、被災地の支援活動への決意を語った。

 東日本大震災が起きた2011年3月11日。主演映画『わが母の記』の撮影を終えた役所は東京に戻り、車を運転していたところで地震に襲われた。そして被災の状況が明らかになるにつれ、「これはえらいことだ」と衝撃を受けた役所は「音楽家ならどこでも歌えるし、お笑いの方なら被災地の方を笑わせて勇気を与えることができる。でも俳優はいったい何ができるんだろう」と考え続けたという。その結果、「とにかくこれは僕たちの世代だけでなく、孫の代まで復興に立ち向かっていかなければいけないこと。僕にできることなら、そういうことにはできる限り参加しよう」と心に誓ったと明かす。

 その言葉通り、役所は、子どもたちの心のケアをするための東日本大震災復興応援アートプロジェクト「ARTS for HOPE」に参加。実際に被災地に行き、子どもたちと遊んだりもしてきたという。そしてつい最近も、作曲家の岩代太郎が発起人を務める「魂の歌~東日本大震災復興支援・音楽プロジェクト~」のCDで朗読を務めるなど、東日本大震災の支援プロジェクトには精力的に参加してきた。

 そして、東日本大震災の被害を受けた宮城県の南三陸町で立ち上がった災害ラジオ「FMみなさん」の活動に密着した本作のナレーションのオファーも「ぜひとも」と快諾。本作について「『FMみなさん』の方たちだって被災者で、それぞれに大変なことを抱えているのに、町の人たちに情報を発信しようとラジオに夢中になっている。そういった一生懸命、笑顔でやっている姿が胸を打つんですよね」と魅力を語る。

 震災から2年以上が過ぎ、世の中では風化が進んでいると指摘されている。役所自身もその事実を「人間は忘れなければ生きていけないこともありますからね」と認めながらも、「でも、僕たちも頑張って震災を風化させないようにしないと。震災のことを思い出していけるような企画があれば、今後も参加していきたい」と決意を新たにしていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『ガレキとラジオ』は全国順次公開中
※作品の収益は東日本大震災被災者への支援活動、ならびに義援金に寄付される予定


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