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『はじまりのみち』原恵一監督、名匠・木下恵介への愛を語る!

『はじまりのみち』原恵一監督、名匠・木下恵介への愛を語る!
木下監督への愛を熱く語った原恵一監督(右)と、高橋マリ子(左)

 30日、映画『はじまりのみち』の原恵一監督がトークショーを行ない、木下恵介監督への愛情あふれる思いを存分に語った。本作は名匠・木下恵介監督の生誕100年を記念する作品で、この日はほかに木下作品を勉強中だというモデル・女優の高橋マリ子も出席した。

 日本映画史に残る名作『二十四の瞳』をはじめ、日本初の長編カラー映画『カルメン故郷に帰る』、米アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた『永遠の人』などの傑作を後世に残し、黒澤明と共に日本映画の一時代を築いた木下監督。原監督は「一番好きな監督だし、一番影響を受けている。だけど日本での知名度がもうひとつ。知っている人も『二十四の瞳』の優しくて泣ける木下というイメージでとどまっているのが、どうしても歯がゆい」という。

 「木下監督には画面の作り方、演出、音楽の使い方まで、他人がどう言おうが信じたことをやり通す頑固な面がある。今回僕の作品で主演した加瀬(亮)くんは、それをロックっぽいと表現してましたが」と続け、「そういう木下イズムを多くの人に感じてほしい」と語った。そして、「僕の一番のオススメは『永遠の人』。高峰秀子と仲代達矢に本気で殴り合えと演出したそうです」とニヤリ。

 高橋が「原監督の作品にも、単なる子どものためのアニメではないところがありますね」と水を向けると、原監督は「アニメだからといって子どもが安心するものではなく、心に刺さるものを作りたいと考えている。それは木下的といえるかも」と自身を振り返った。「今度の作品『はじまりのみち』では木下監督のそんな面を描けたと思う。木下恵介という監督には、『二十四の瞳』だけで終わらない高いピークがいっぱいあるということをもっと知ってほしいです」と力を込めていた。(取材・文:岸田智)

映画『はじまりのみち』は6月1日より全国公開


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