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『キャプテン・フィリップス』でわかる現代の海賊の手口とは

『キャプテン・フィリップス』でわかる現代の海賊の手口とは
日本も人ごとではない!?

 ソマリア沖で海賊に遭遇した米国船の船長がクルーを守るために自ら人質になった実話に基づく映画『キャプテン・フィリップス』で描かれる海賊のシージャック行為から、現代の海賊の手口が明らかになった。

 本作に登場するソマリア海賊は、一見するとごく普通の民間人で、Tシャツやタンクトップ、ジャージというラフな装い。使用しているモーターボートも粗末で故障しやすく、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のようなアドベンチャー映画に登場する武装万全の勇ましい海賊の姿からは程遠い。

 とはいえ銃や刃物といった武器を所持している危険人物であることに変わりはなく、無線による通報を傍受してもひるまず、放水による乗船妨害にも屈せず、執拗(しつよう)にターゲットを追い掛けてくる。彼らに乗り移られたなら、数で勝る貨物船のクルーも服従せざるを得ないのである。

 現在、海賊の襲撃から商用船を守るため、アメリカをはじめ、欧州各国、ロシア、中国など25か国以上がこの海域に艦船を派遣している。しかしながら海賊は、これまでより広い海域に乗り出し、護衛されていない船を襲い続けているのが現状だ。2008年から今日まで870件の海賊事件が発生し、日本の海運会社が関わる船も、12隻が襲撃を受け、2隻がハイジャックされている。この海域を重要な貿易ルートとしている日本にとっても、決して人ごとではないのだ。

 『キャプテン・フィリップス』では現代の海賊事情に加え、ソマリア海賊の背景にある貧困や、米国貨物船のクルーの対応がリアルに描かれている。この問題を目の当たりにすれば、現在進行形で起きている世界の現実が見えてくるはずだ。(猿園楽)

映画『キャプテン・フィリップス』は11月29日より新宿ピカデリーほか全国公開


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