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柳楽優弥、カンヌ受賞から約10年「ようやく賞をとって良かったと思えた」【第10回ドバイ国際映画祭】

柳楽優弥、カンヌ受賞から約10年「ようやく賞をとって良かったと思えた」
ドバイ映画祭に登場した柳楽優弥

 映画『ゆるせない、逢いたい』が第13回マラケシュ国際映画祭、『許されざる者』が第10回ドバイ国際映画祭と出演作が立て続けに国際舞台に選ばれた柳楽優弥がこのほど、インタビューに応じた。柳楽は「海外のいろんな人に観てもらって現場の空気を感じられるのは、23歳の役者にとってぜいたくな経験でした」と喜びをかみ締めている。

 『ゆるせない、逢いたい』がコンペティション部門に出品されたマラケシュ国際映画祭は、審査員長のマーティン・スコセッシをはじめ、パク・チャヌク監督、仏女優マリオン・コティヤールと豪華な顔ぶれが審査員を務めた。一方、『許されざる者』が招待上映されたドバイ国際映画祭で柳楽は、台湾のツァイ・ミンリャン監督とレッドカーペットを歩き、砂漠観光ではインドのシェカール・カプール監督と一緒になった。

 その誰もが、柳楽が『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した少年だと知ると目を細め、ツァイ監督からは「良い青年になった」と声を掛けられた。柳楽は「受賞したときは『重すぎる』と勝手に背負いすぎていた。でも、その肩書のおかげで皆に覚えてもらえる。今ようやく(賞を)とって良かったとポジティブに考えられるようになりました」と胸の内を明かす。

 しかし、映画祭を巡回することで課題もできた。一つは発言力。特に『許されざる者』の舞台あいさつでは、李相日監督に叱責(しっせき)されまくった撮影中の記憶がよみがえり、監督の隣に立つと萎縮してしどろもどろになってしまう。ドバイでもあまりの縮こまりぶりに、観客から「実際の君は小さいが、スクリーンでは大きく見える。どんな撮影技術を使ったのか?」という質問が飛んだほどだ。

 二つ目は語学力。柳楽は「英語の勉強を始めたのですが、もっとしっかり勉強して映画祭でコミュニケーションを取れるようになりたいです」と言う。その先にあるのは、一つ一つの作品に精力を注ぎ、再び国際舞台に戻ってきたいという思いだ。「ありがたいことに来年6月までスケジュールが埋まっていて、本当はドバイにいる場合じゃないのですが(苦笑)。これから頑張らないと」と語る柳楽は、貴重な旅を経てまた一つ大きく成長したようだ。(取材・文:中山治美)

映画『ゆるせない、逢いたい』は一部劇場にて公開中
映画『許されざる者』ブルーレイ&DVDは発売中


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