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「ガンダム」富野監督、『おおかみこども』細田守は敵!刺激になると高評価!

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細田守、司会のサンキュータツオ、富野由悠季
細田守、司会のサンキュータツオ、富野由悠季

 アニメ「機動戦士ガンダム」の富野由悠季と『おおかみこどもの雨と雪』の細田守という2人のトップアニメクリエイター同士による対談が、赤坂のWOWOW本社で行われた。対談は、1980年より放送された富野監督のアニメ「伝説巨神イデオン」のテレビ版と劇場版が、WOWOWで一挙放送されることを記念して実施されたもの。

 細田監督を高く評価しているという富野監督は「細田は敵だと思っていますよ」とニヤリ。「細田の存在が、今、僕が手掛けている新作プロジェクトの刺激になっているんですよ。若い世代の作品だからとか、年齢は関係ない。あいつにはつぶされたくないと思わせてくれる存在がこんなに近くにいてくれるなんて、こんなにうれしいことはないです」と笑顔で付け加える。

 そんな二人が語る「イデオン」は西暦2300年代を舞台に、異なる文明を持つ異星人との衝突を描いた伝説のSFロボットアニメ。自分の作品ながら「2年ほど前に観ざるを得なくなってテレビ版を観たんだけど正直ビックリしましたよ」と切り出した富野監督は「背景はひどいし、テレビだからクオリティーも一定じゃないんだけど、作り手の僕がビックリするくらいすごい作品だと思いました。『機動戦士ガンダム』が今日まで成立しているのはありがたいことだし、大したものだと思うけど、『伝説巨神イデオン』みたいなものを作れたんだという、プライドを持たせてくれた作品だった」と自信を見せる。

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 一方の細田監督が「イデオン」に出会ったのは、中学1年生の頃だったといい「『イデオン』のように巨大なテーマを扱っている作品って、なかなかないですよ。日本映画史の偉大な1本として観ておかないといけない作品です」と力説。「実を言うとここ10年くらいで、テレビ放送の話は何度もあったんですが、キャンセルになっています」という富野監督も「光がチカチカする作品は放送できないという問題があったんですけど、それが今のデジタル技術で調整できるようになったからなんですよ」と今回が待望の放送であったことを明かしていた。(取材・文:壬生智裕)

「伝説巨神イデオン」ハイビジョン版はWOWOW プレミアで3月1日より放送
二人の対談はWOWOWオフィシャルサイト「伝説巨神イデオン」ページで配信予定

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