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菊地凛子、『ファーゴ』の埋蔵金を追う女性役!

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映画『クミコ、ザ・トレジャーハンター(原題)』より菊地凛子
映画『クミコ、ザ・トレジャーハンター(原題)』より菊地凛子

 女優の菊地凛子がアメリカで主演した映画『クミコ、ザ・トレジャーハンター(原題) / Kumiko, the Treasure Hunter』がサンダンス・ロンドン・フィルム&ミュージック・フェスティバルで上映され、メガホンを取ったデヴィッド・ゼルナー監督がQ&Aを行った。本フェスティバルは、アメリカのサンダンス映画祭からよりすぐった映画と音楽イベントを併せて開催されるもの。

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 アクションアドベンチャーを思わせるタイトルの本作だが、実際は、ありもしない埋蔵金を追う日本人女性・クミコの悲しい物語。菊地が、必死なクミコを狂気をはらんで演じている。構想から始動までに12年かかったという本作について、ゼルナー監督は「最初2008年に会った時、凛子は英語ができなくて通訳が必要だった。でも、撮影時には、流ちょうにしゃべれるようになっていて、楽だったよ」と長い経過の中での変化を語った。

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 コーエン兄弟の代表作の一つ『ファーゴ』の「これは実際にあった話である」という冒頭のテロップを信じたクミコは、登場人物が雪の中に埋めた大金を捜すためアメリカの都市ファーゴを目指す。会社では上司から遠回しに退職を勧められ、私生活ではボーイフレンドもいない29歳のクミコは、一発逆転を狙う以外に出口がないような精神状態でもある。ゼルナー監督は「2001年の終わりごろに、東京から女性が『ファーゴ』の埋蔵金を目指してミネソタに向かったという都市伝説みたいなものが出回ったんだ。そこから話を発展させた」と発端を明かした。

 ゼルナー監督自身も、クミコを助けようとする気のいい警官役で、とぼけた味のある演技を見せている。サスペンスを盛り上げ、印象に残る音楽は、サンダンス映画祭米ドラマ部門審査員賞を受賞した。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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