菅田将暉主演・三谷幸喜脚本ドラマに「鎌倉殿の13人」組大挙出演

三谷幸喜脚本・菅田将暉主演のフジテレビ10月期水10ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(10月1日スタート、毎週水曜22時~23時24分※初回30分拡大)の追加キャスト8名が発表され、三谷が脚本を手掛けた2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演したキャストが大挙名を連ねることが明らかになった。発表されたのは、菊地凛子、坂東彌十郎、井上順、野間口徹、シルビア・グラブ、野添義弘、長野里美、佳久創。併せて各ビジュアルも公開された。
本作は、バブル経済期の前夜にあたる1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷の半自伝的要素を含んだ笑いと涙のオリジナルストーリー。これまでキャストは、菅田が劇団の演出家・久部三成を演じるほか、二階堂ふみがダンサーの倖田リカに、神木隆之介が放送作家の蓬莱省吾に、浜辺美波が巫女の江頭樹里にふんし、戸塚純貴、アンミカ、秋元才加、佐藤大空、市原隼人、小林薫の出演が発表されている。
新たに発表された菊地、坂東、シルビア、野添、佳久は、「鎌倉殿の13人」に出演。菊地は主人公・北条義時(小栗旬)の妻のえ、坂東は義時の父・北条時政、シルビアは藤原兼子、野添は源頼朝(大泉洋)の側近・安達盛長、佳久創は菅田将暉が演じた義経に仕える武蔵坊弁慶を演じていた。
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」では菊地が主人公を翻弄する案内所のおばばに、坂東が樹里の父で渋谷にある八分(はっぷん)神社の神主・江頭論平に、シルビアがゴージャスな劇場オーナー・ジェシー才賀に、佳久はその秘書である乱士郎(らんしろう)に、野添は劇場運営に日々てんやわんやしている劇場支配人・浅野大門にふんする。
また三谷作品常連の井上が渋谷の繁華街に精通した劇場の客引き・うる爺(うるじい)に、同じく三谷作品常連の長野が大門の妻・浅野フレに。三谷作品初参加となる野間口が、トラブル続きの劇場を成立させようと奔走する舞台監督・伴工作(ばん・こうさく)を演じる。
追加キャスト8名、プロデュース・金城綾香のコメント全文は下記の通り。(石川友里恵)
菊地凛子
「また三谷幸喜さんの世界に呼んで頂ける俳優人生があったなんて、大変に大変に大変に嬉しく思います。そして、キャストの皆さんの豪華絢爛!!正直、心も身体も震えました。そして、温かくて楽しいスタッフの皆さんと力を合わせて作る幸せを噛み締めつつ、おばばという難解な役を乗りこなしていけたらいいなぁーという気持ちでございます。ありがとうございました!!」
坂東彌十郎
「先ずお話をいただいた時に“おー楽しみ!”と思い。台本を読んで“うはー!こりゃ楽しみ!”って思い。撮影が始まってからは“あははは!楽しみ!楽しみ~!”って思っています。皆さんどうぞお楽しみに!!」
井上順
「『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は私が生まれ育った街、今も大勢の方たちが出入りする渋谷が舞台です。子供の頃、親に連れてってもらったり、小中学生時代にちょっと背伸びをしたりして大人の雰囲気を味わった場所。今は仲間と昭和を感じながら美味(おい)しい楽しい時間を過ごしてます。ドラマは昭和のノスタルジーを十分に味わいながらファンタジックな世界を醸し出します。そんな昭和を一緒に探求して下さい。探求~(Thank you)。ははは(ハートマーク)」
野間口徹
「芝居を始めた頃から憧れの存在だった三谷さんの作品に、よもや自分が出演することになるとは想像もしておりませんでした。撮影初日から“楽しい”の連続で、興奮を抑えて冷静さを保つのに苦心した憶えがあります。すでにご存知の通り、各方面から一筋縄ではいかない面々が集結し、その世界を創り上げております。きっと楽しんで頂けるはずですので、10月までお待ちくださいませ」
シルビア・グラブ
「まず、この作品に出られること、豪華キャスト、素晴らしいスタッフの皆様と共演できることがものすごく幸せです。ドラマのレギュラーとして出演する事も今まであまりなかったのでとても刺激的な現場でした。初めてセットを見た時の興奮忘れられません! 個人的には早く見たい! 皆様にも早く見てほしい! 早く台本に書いてあったシーンたち、台詞たちの完成版を目撃したい! あの時代のあの街のエネルギーたっぷりでがむしゃらに生きている住人たちと早く会いたい!」
野添義弘
「バブル期に入る少し前のエリマキトカゲが大流行だった昭和59年の渋谷のお話です。とにかく面白く素敵(すてき)です!!監督はじめ、全スタッフの皆さんが全精力注いで昭和59年を作って下さって、特にスタジオセット、オープンセットはホントに昭和にタイムスリップした感覚になりました(連ドラでオープンセット、驚きです)。キャストの皆さんもいろんなジャンルから参加されていて、舞台出身の方、お笑い界の方、アイドル出身の方、歌舞伎界の方、バラエティー界の方、小劇場出身の方、モデル出身の方、音楽業界の方などなど素敵(すてき)な化学反応が起きています!そして民放GP帯連ドラ25年ぶりの三谷幸喜さんの脚本。スタッフの皆さんが作ってくれた昭和59年の世界観×個性派キャラの俳優部×三谷さんの半自伝的脚本、この3つが重なれば、楽しくならない訳が無い!スマホも無い時代、渋谷の片隅で不器用ながらも一生懸命生きる人間くさい人たちが、衝突しながらも前を向き、エネルギッシュに生きた1984年、昭和59年をお見逃しなく!!!」
長野里美
「またも三谷作品で“変な女”を演じる機会をいただけて、本当に嬉(うれ)しいです!しかも“長野さんにしかできない”と三谷さんから言われ、調子に乗りました(笑)。“ドラマの外で勝手に生きている感じが凄(すご)くいい!”とも。フレは本当に妙ちくりんですが、監督さんたちからも愛されて(いじられて?)演出していただいて、楽しんで演じることができ、私の中でも新鮮な役です。また、顔合わせの時に三谷さんがおっしゃっていた“誰もが輝く明日を信じていた、そんな時代のことを今に生きる人たちに伝えたい”という言葉が心に残っています。どうぞこれを見る方が元気になれますように。たくさんの方々にご覧いただきたい作品です」
佳久創
「この度、乱士郎を演じることになりました佳久創です。三谷幸喜さんの作品に再び出演できることを、大変光栄に思っております。今作品は主演の菅田将暉さんをはじめ、錚々(そうそう)たる出演者の皆さまが脚本の三谷さんによって作り出されたキャラクターを、一度観たら忘れられないくらい個性的に演じられており、ストーリーも目が離せない展開が怒涛(どとう)のように続きます。その中で私が演じる乱士郎は、無口で無愛想な男であり、どのように演じていくか悩んでいたのですが、西浦正記監督にキャラの方向性を導いていただき、登場する度にインパクトを残していく面白い役になり、私自身も大好きな役となりました!また、舞台が1980年代ということもあり、衣装・セット・小道具など、なにからなにまでリアルに再現されており、まるで当時にタイムスリップしたかのような感覚を楽しんでいただけると思います。登場人物全員の思惑が入り乱れる群像劇、ぜひお楽しみください」
プロデュース・金城綾香(フジテレビ第1スタジオ)
「皆さんのコメントをお読みいただくだけで、今作がどれほどバラエティーに富んだ多種多様な才能あふれた方にご出演いただいているか、ご理解いただけるかと思います!菊地さんはあんなに美しい方なのに、その美しさを忘れさせてくれる“おばば“を最高にチャーミングに演じてくださいました。彌十郎さんは、本当に優しさがあふれる方で、浜辺さんとすてきな親子を演じてくださいましたし、順さんは世界中に愛される“うる爺“をパワフルに演じてくださいました。跳ね回っている“うる爺“にぜひご注目いただきたいです。また、野間口さんは冷静沈着で多才な“伴“を演じてくださいました。“伴さん!”と菅田さん演じるクベが声をかけるシーンをぜひ楽しみにしていただきたいです。シルビアさん、佳久さんの怪しげなペアは、セクシーでもあり、コミカルでもあり、そして恐ろしくもあり…。この2人が物語を掻き回すさまも楽しみにしていただきたいです。野添さんと長野さんのご夫婦は、支配人として劇場を守ってくださっています。この夫婦もとっても個性的なので、注目してご覧いただきたいです!」


