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子宮がんを経験した原千晶「子宮を失い人生が変わってしまった」

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およそ300名の女子学生たちに訴えかけた原千晶
およそ300名の女子学生たちに訴えかけた原千晶

 2度の子宮がんを経験した女優の原千晶が11日、目白大学新宿キャンパスで行われた映画『いのちのコール ~ミセス インガを知っていますか~』母の日イベントに来場し、およそ300名の女子学生たちに予防検診の大切さを訴えかけた。この日はほかに蛯原やすゆき監督、横浜市立大学医学部がん総合医科学教授の宮城悦子、そしてリボンムーブメントの橘美希さん、澁谷寛子さんが来場した。

子宮がんを経験した原千晶、約300人の女子大生に 画像ギャラリー

 作品完成前に子宮頸(けい)がんでこの世を去った企画者の渡邉眞弓さんの手記を基につづった本作。結婚直前に子宮頸(けい)がんを発症した教師のたまき(安田美沙子)が、ラジオ番組を通じて絶望のふちから脱する姿を描きだす。この日は「母の日」ということで、これから母になる可能性がある女子大生たちに、いざ子どもを産もうと思ったときに慌てないように、子宮ケアの大切さを知ってもらいたい、という趣旨でイベントが行われた。

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 子宮頸(けい)がんは、20代・30代女性で発症率第1位のがんといわれており、日本では1日に10人が亡くなっているという。原因となるHPVウィルスは主に性交渉が原因で感染するため、女性なら誰しも発症する可能性がある。だが、早期発見で治る病気でもあるため、原も「子宮頸(けい)がん検診は絶対に受けた方がいい」と訴えかける。

 「皆さんも好きな人がいますよね。男の人とつきあうことになって、自然な形でセックスをしますよね。その元にはラブがあるわけじゃないですか」と語る原は、「病気は怖いし、若いわたしには関係ない、という気持ちは分かる。虫歯にならなければ歯医者に行かないのと一緒。でもわたしも知識がなくて、しっかりと病気に向き合わなかった結果、子宮を失ってしまい、人生が変わってしまった」とまっすぐなまなざしで語りかける。

 しかし、彼女の夫は「ちゃんと検診に行った?」と気にかけてくれる人である、ということを踏まえた上で、「この病気はパートナーが関係する病気。男性のサポート、理解は必要だと思います」と切り出すと、「女の子は、男の子に愛されてください。男の子に大事にされてください。どうか元気に学校生活を送って、自分の体を守ることを知ってください」と呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)

映画『いのちのコール~ミセス インガを知っていますか~』は6月7日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開

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