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スパイク・ジョーンズ監督が『her/世界でひとつの彼女』をシーンごとに解説!

スパイク・ジョーンズ監督が『her/世界でひとつの彼女』をシーンごとに解説!
被写体になってもオシャレ! - 4年半ぶりに来日したスパイク・ジョーンズ監督 - 写真:Taro Mizutani

 スパイク・ジョーンズ監督が現在公開中の映画『her/世界でひとつの彼女』を自ら解説した。人工知能型OS(声:スカーレット・ヨハンソン)と孤独な男セオドア(ホアキン・フェニックス)の恋のてん末を追ったSFチックな本作は、ジョーンズ監督いわく「そこで描かれる全てのアイデアが、僕自身が『人と人とがつながること』について感じることそのものだったり、メタファーだったりする」という。

 本作の中で最もユーモラスなシーンといえるのが、セオドアと、彼がプレイするビデオゲームに登場するキャラクター“エイリアン・チャイルド”のやりとりだ。愛らしい見た目からは想像もつかない口の悪さでセオドアをののしる“エイリアン・チャイルド”の声を担当したのは、何とジョーンズ監督自身。床に寝そべってホアキンの目を見ながら演じたといい、「最高のストレス解消法だったよ。思ったことをそのまま口にするっていうね! 脚本の段階でも好き放題書いたし」と声を上げて笑う。

 「でも、セオドアがインタラクティブなゲームをやっているっていうのは、キャラクターに基づいているのと同じぐらいプロットにも基づいているんだ。彼がビデオゲームの中のキャラクターと関係を築いているってことだから(笑)。自分の思ったことを相手に伝えることに苦労しているセオドアだけど、この子供は何でも思っていることを言えてしまう。ある意味で、“エイリアン・チャイルド”はセオドアの内なる子供といえると思う」。

 また、落ち込んで夜の街で座り込むセオドアを仕留めようとするかのように、背後の電子掲示板のフクロウが迫ってくるシーンなど、ビジュアルそのもので登場人物の感情を表現するジョーンズ監督。こうしたアイデアの数々はどこから湧いてくるのだろうか?

 「例えばフクロウの映像は、友達に『美しい映像があるよ』と見せてもらって、使いたいなと思っていたもの。(近未来を舞台にした)『her』の世界の広告はどんな感じなんだろうとずっと考えていて、音声なしのビジュアルメインの広告にしたいなと思ったんだ。ビルボードもゆっくり動いて表現されるような……。で、ビルボードにあのフクロウの映像を使ったらクールかもって思って、その次に、セオドアが一番落ち込んでいる時のビルボードとして使ったら面白いんじゃないかなって」。

 さらにジョーンズ監督は「僕はよく“映像の革命児”みたいに言われるし、何もないところからフクロウのアイデアを思いついてスタッフに『フクロウ探してきて』と言ったんだ! って言えたらよかったんだけど、でも、こうしたアイデアは普段の生活の中で感じたことや見たものからもたらされるものなんだよね」と続けていた。(編集部・市川遥)

映画『her/世界でひとつの彼女』は公開中


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