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巨匠ロバート・アルトマンのドキュメンタリーが完成、妻が語る監督とは?

巨匠ロバート・アルトマンのドキュメンタリーが完成、妻が語る監督とは?
俳優ボブ・バラバンとロバート・アルトマン監督の妻キャサリン・アルトマン

 巨匠ロバート・アルトマンのドキュメンタリー映画『アルトマン(原題) / Altman』について、故アルトマン監督の妻キャサリン・アルトマンと俳優ボブ・バラバンが語った。

 本作は、若きアルトマン監督がハリウッドの大物プロデューサーに対抗しながらも独自の作品を確立し、 数々の名作を手掛けた過程と、製作に携わったスタッフや俳優、そして彼のプライベートを知る家族とのインタビューを交えたもの。映画『ツイスト』のロン・マンがメガホンを取った。

 製作経緯についてキャサリンは「2006年にボブ(ロバート)が亡くなって、何度かドキュメンタリー作品の話が持ち上がったけれど、興味がなかった。でも、トロント国際映画祭で行われたボブの作品の回顧上映でロン監督と出会って、すぐに彼のことが気に入ったの。その後、彼が優れたドキュメンタリアンで、大きな製作会社スフィンクを経営していることも知った。でも一番の決め手となったのは、ロンの周りの友人が、ロンについて素晴らしい監督だけれど、一風変わっていて、穏健派ではないという評価をしていたこと。そこがボブのドキュメンタリーを描く監督に適していると思ったの」と明かした。

 アルトマン監督とタッグを組んだボブ・バラバンは「僕が大人になってからずっとボブとは友人で、僕のアイデアから映画になった『ゴスフォード・パーク』によって、彼の人生や仕事に直接関わることができた。あの作品では、経験のほとんどないジュリアン・フェロウズを脚本家として雇ったことがすごく幸運だったし、ボブもすぐにジュリアンの脚本を気に入っていた。あの作品で僕は出演する予定ではなかったが、ロンドンでの長期撮影のためにハリウッドスターが出演できず、僕も出演することになった」と当時を振り返った。

 ワーナーのボス、ジャック・ワーナーに反発しているシーンについてキャサリンは「ボブの映画に対するビジョンは決して変わらず常に同じだった。彼は映画製作に関しては家では何も話さず、彼が行ったことが映画として形に残っただけなの。彼の俳優とのコミュニケーションや俳優の選考は常に正しく、だから彼がジャック・ワーナーに反発したのも、そういったものを信じていた結果によるものなの」と答えた。そんな大物に屈しない反骨精神がアルトマン監督を作り上げた。

 映画は、アルトマン監督の映画に対する精神が垣間見え、映画ファンには必見の作品。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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