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新井浩文、笑顔の要求に「笑ってるんだよ、これでも!」【第27回東京国際映画祭】

新井浩文、笑顔の要求に「笑ってるんだよ、これでも!」
笑ってるんだよ、これでも! - 新井浩文、安藤サクラ

 25日、現在開催中の第27回東京国際映画祭で、日本映画スプラッシュ部門に出品されている映画『百円の恋』の舞台あいさつが東京・六本木ヒルズにて行われ、主演を務めた安藤サクラをはじめ、新井浩文、足立紳(脚本)、武正晴監督が登壇した。

 本作は、32歳、時価百円のさえない女・一子(安藤)のあきれるほどに痛い恋と闘いの物語。引退間近のボクサー・狩野(新井)と出会い、人生のリターンマッチに挑もうと奮起する一子の姿を、狩野との遅咲きのロマンスと共に描く。

 700通もの応募があったオーディションを勝ち抜き、一子役を勝ち取った安藤は「ずっと、今日この日をすごく緊張して待っておりました」と感慨深げな表情。新井も「東京国際映画祭で数ある作品の中から『百円の恋』を選んでいただいてありがとうございます。ゆっくり楽しんでいってください」と上映を心待ちにしている観客にメッセージを送った。

 優秀な脚本に贈られる「松田優作賞」で記念すべき第1回のグランプリを受賞した足立の脚本を基に作られた本作。足立は「このシナリオを書き始めたのが4年前だったので、今日こうしてこの日を迎えられてとてもうれしいです」と喜びをかみ締めた。

 そんなそれぞれの思いが詰まった本作に、武監督も「ようやくこの映画が皆さんの前で上映されることになって喜びを感じています」と語り、見どころとして「ここにいる二人(安藤・新井)を見てやってください。それだけです」と自信満々に声を張った。

 最後に行われたフォトセッションでは、笑顔が見えず、カメラマンから「笑顔ください」と言われた新井は「笑ってるんだよ、これでも! わかりづらいだけだから」と反撃。しかし、思わず笑いが起きた会場に、新井は誰もがわかる笑顔を見せていた。

 日本映画スプラッシュ部門は、活況を呈する日本のインディペンデント映画から、とりわけ個性が強く独創性とチャレンジ精神にあふれる作品を対象としており、今年は8作品が出品されている。(取材・文:鶴見菜美子)

映画『百円の恋』は11月15日よりMOVIX 周南ほか山口県内先行公開、12月20日よりテアトル新宿ほか全国公開
第27回東京国際映画祭は10月31日まで六本木ヒルズをメイン会場に、都内各所にて開催


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