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庵野秀明「エヴァ」幻の劇場版企画「進撃の巨人」そっくりだった【第27回東京国際映画祭】

庵野秀明「エヴァ」幻の劇場版企画「進撃の巨人」そっくりだった
「進撃の巨人」との意外なリンクを明かした庵野秀明

 映画監督の庵野秀明が27日、TOHOシネマズ日本橋で開催中の第27回東京国際映画祭特集上映「庵野秀明の世界」内プログラム『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に』上映後にトークショーを行い、かつて制作を予定していた、幻の「エヴァ」劇場版の構想について明かした。

 庵野にとって初の大型特集上映となる本企画。常々「エヴァについて多くは語らない」と公言している庵野だが、この日は上映にあたって同シリーズについて語る貴重な機会ということで会場の熱気も大いに高まっていた。

 1997年に公開された旧劇場版について庵野は、「劇場版の幹事会社に入っていた角川さんに説明するとき、劇場は2種類作らせてくださいと言ったんです」と述懐。もともと庵野が意図していたのは、テレビ版の25話と26話を作り直したものを1本、そして「(超時空要塞)マクロスの劇場版のように、テレビの世界観を捨てて、リライトして2時間で終わるようなエヴァンゲリオンを作る」ことを目的とした完全新作がもう1本だった。しかし、庵野が精神的、体力的な限界を迎えてしまい、「完全新作の劇場版は角川さんに頭を下げてなかったことにしてもらった」という。

 それでも庵野は、新作のプロットだけは書き上げていたといい「もう言ってもいいかもしれないけど、そのプロットが『進撃の巨人』にそっくりだったんですよ」と明かした。その内容を「人類はほとんど滅びて、こもっているんですよ。そこに橋が1本あって、その橋でしか外に出られない。そこの壁はATフィールドに守られている。そこから外に出ると使徒が来るというもの」と解説。

 さらに「そしてテレビでできなかったのが人を食うということ。人間にとって一番怖いのは何かといえば、食われることですから。そしてその使徒に対抗するのはエヴァだけなんです。それもエントリープラグではなく、直接、腹の中に子供を埋め込んで、毎回摘出手術をする。さらにそれにはタイムリミットがあって、早く帝王切開をしないと人ではなくなり使徒になってしまう」と付け加えた。「だから初めて『進撃の巨人』を読んだときは『あ、そっくり!』と思いました」と驚いた様子を見せていた。(取材・文:壬生智裕)

第27回東京国際映画祭特集上映「庵野秀明の世界」は10月30日までTOHOシネマズ日本橋にて上映中


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