エヴァ30周年フェス閉幕、庵野秀明「幸せな作品」と感無量 声優陣もファンに感謝

横浜アリーナ(神奈川県横浜市)で3日間にわたって開催された「EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」が23日、最終日を迎え、「Final Program」に出席した庵野秀明、鶴巻和哉、前田真宏ら制作陣とキャストがフェスを振り返った。
ステージには、緒方恵美(碇シンジ役)、林原めぐみ(綾波レイ役)、宮村優子(アスカ・ラングレー役)、三石琴乃(葛城ミサト役)、山口由里子(赤木リツコ役)、長沢美樹(伊吹マヤ役)、岩男潤子(洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ役)、岩永哲哉(相田ケンスケ役)、優希比呂(日向マコト役)、歌手の高橋洋子も登壇。
高橋は「このフェスのために、たくさんの人が本当に寝ないで、今も頑張ってくれています。皆さんに喜んでもらいたい、その一心で頑張ってくれています。ここに立てたことは私にとっても新たな宝となりました」と述べ、優希も「エヴァ大好きな皆さんが大好き。3日間本当にありがとうございます」とあいさつするなど、登壇者一人一人が感慨深げにイベントを振り返る。
岩男は「さよならはまた会うためのおまじない。また皆さんとお会いするのを楽しみにしています」、山口も「3日間で30年分の思い出を全て思い出させてもらえた。あらためて、なんて自分は幸せなんだろうと思いました。みなさんも30年間、エヴァと過ごしてくれてありがとうございます」としみじみとコメント。三石も「3日間行われ、3日間以上の幸せをもらえた気がします。30年間、エヴァを愛してくれた皆さんありがとうございます」と述べ、林原も「終わりたくないねぇ~。ありがとう、全てのエヴァンゲリオンファン!」と笑顔を見せた。
そして緒方は「俳優陣だけでなく、クリエイターもスタッフも戦友。みんなで歩いてきました。30年前はみんなとんがっていた。30年経ってそれが丸くなったかと言うとそうではない。30年経ってもみんなが前に向かって行こうとしている、そういう人たちがいるからこそこの作品が仕上がった。もちろんその筆頭は庵野さんです。我々は30年前と同じ気持ちを持ちながら、この先に行くのだと思います。皆さんも同じだと思います。変わらないものを大事にしながら、もっと楽しいことがこの後にあるといいなと思います」とキャストを代表して感謝の言葉を口にした。
庵野は「当時は思いもしなかったことに『エヴァンゲリオン』がなっている。僕としては感無量です。幸せな作品になったし、そもそも幸せな作品だったんだと実感しています」と笑顔でコメント。イベント内のトークでは随所で鶴巻と軽妙な掛け合いを見せていたが、その鶴巻にも「『ふしぎの海のナディア』の時から作品作りで一緒。今回、鶴巻さんを結構いじりましたけど、感謝しているんです。その才能を『エヴァンゲリオン』に尽くしてくれて感謝しています。スタッフにもキャストにも皆さんにも感謝です。そして20年以上ぼくを支えてくれる妻に感謝します」と最後は夫人への感謝の気持ちも述べていた。(取材・文:名鹿祥史)


