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巨匠マイク・リー監督、自身の映画手法について語る!

巨匠マイク・リー監督、自身の映画手法について語る!
マイク・リー監督

 映画『秘密と嘘』『ヴェラ・ドレイク』のマイク・リー監督が、自身の映画製作について語った。

 まず、 脚本なしの段階から製作される映画について「基本的には、何か月も掛けてキャラクターの関係を練ってから、撮影が始まる前に大まかな構成を作る。ただ新作『ミスター・ターナー(原題) / Mr. Turner』では、事実を基に構成を膨らませていった。でも最終的には、撮影の現場で(準備したことも)変わっていくものだ。それはどんなアートの形態も同じで、あくまで準備は骨組みのようなものだ。確かに僕の作品は脚本がないため、シーンは生々しいものだが、そんなシーンでさえも、事前に綿密に練られたものではある」と明かした。

 長年、マイク監督とタッグを組んできた撮影監督ディック・ポープについて「彼とは映画『ライフ・イズ・スイート』以降ずっとタッグを組んできた。『ミスター・ターナー(原題)』では、資金を集めるのに苦労したため、製作する前にかなり時間をかけて彼とは話し合った。実際には、今作の主人公ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーが使用したパレットのカラーのように、ターナーの絵画を観ながら吸収し、当時の環境を映像化していった。英国の天候は常に予想できないが、今作は野外撮影の日光に関してはすごく幸運だった。今作はデジタルカメラで撮影し、ディックはポストプロダクションで自然な映像に仕上げてくれた」と評価した。

 近年の作品において、年を重ねることの意味合いに触れている気がするのは「僕自身も年を取っているからだ。僕は人の人生を描くが、それは子供を作ったり、親になったり、年を取ったり、亡くなったりするわけで、あくまでその中の一つが年を重ねることだ。でも、これまでの作品でも若者も描いてはいる。個人的には、全ての年齢において探究する要素はあると思う」と明かした。

 多くのフィルムメイカーがマイク監督の映画手法に憧れるが、彼自身が気に入っている監督は「小津安二郎監督だ。彼もまた(僕と同じように)人々の日常の生活を描いていて、そんな日常生活の中から意味深いドラマを作り上げている」と語った。どうやら彼のリアルな人々を描く探究心は、小津監督作品の影響があるようだ。

 毎作、骨太な人間ドラマを描いてきたマイク監督の次回作も楽しみだ。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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