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年配俳優が初の栄冠を手にする?アカデミー賞レースが幕開け!

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助演男優賞はすでにこの二人に決まり? エドワード・ノートンとJ・K・シモンズ
助演男優賞はすでにこの二人に決まり? エドワード・ノートンとJ・K・シモンズ - Desiree Navarro / WireImage / Frazer Harrison / Getty Images

 ロサンゼルス映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞そしてニューヨーク映画批評家オンライン賞が現地時間7日に発表された。映画賞シーズンはまだ始まったばかりだが、この結果を受けて、映画『ウィップラッシュ(原題) / Whiplash』の鬼音楽教師役で観客に強烈な印象を残したJ・K・シモンズが、アカデミー賞助演男優賞の最有力候補になるのではないかとささやかれている。

 シモンズといえば、サム・ライミ監督版の『スパイダーマン』シリーズでトビー・マグワイアふんするピーター・パーカーのボスを演じていた年配の俳優。脚光を浴びるタイプの役者ではなかったが、『ウィップラッシュ(原題)』の演技により、上記三つの映画批評家賞で助演男優賞を獲得している。

 そんなシモンズとアカデミー賞の助演男優賞レースを競り合う存在が、マイケル・キートン主演作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に出演するエドワード・ノートン。劇中では、“俳優のエドワード・ノートンにそっくり”な扱いの難しい俳優を怪演して話題となっている。

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 エドワードは、アカデミー賞の俳優部門に2回ノミネートされた経験がある一方、シモンズのアカデミー賞経験はゼロ。アカデミー会員は、underdog(勝ち目のない人)ともいわれる俳優に共感を示す傾向があり、メンバーには年配者も多い。そのため、若くしてノミネート歴がある俳優よりは、長年俳優生活を送りながらも、アカデミー賞の経験がない人物。さらにそれが、人当たりの良さでも知られるシモンズとくれば、そちらに投票をする可能性が高い。

 弱肉強食のハリウッドで、性格俳優として地道にキャリアを築いたシモンズは、来年1月に60歳の誕生日を迎える。そんな節目の年に、アカデミー賞授賞式でスポットライトを浴びることになるかもしれない。(取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)

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