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ジブリ・鈴木P、岩井俊二監督初の長編アニメーションを「宮崎駿派というよりは高畑勲派」

ジブリ・鈴木P、岩井俊二監督初の長編アニメーションを「宮崎駿派というよりは高畑勲派」
「岩井俊二映画祭」が開催され岩井俊二監督(右)初の長編アニメーション映画に太鼓判を押した鈴木敏夫プロデューサー

 8日、新宿バルト9にて「岩井俊二映画祭」が開催され、岩井俊二監督とスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが出席。2月20日に公開される岩井監督初の長編アニメーション映画『花とアリス殺人事件』について鈴木プロデューサーは「宮さん(宮崎駿監督)よりは高畑勲監督派かな。どちらにしても傑作ですよ」と太鼓判を押した。

 本映画祭は、2月20日に公開される長編アニメーション映画『花とアリス殺人事件』公開を記念して開催され、岩井が撮った10作品の中から、投票で選ばれた2作品が上映されるというもの。映画公開まで2週間を切ったが「まだ作ってるんです。今日、映画館のポスターに2月20日公開って書いてあるのをみてあせっています」と岩井監督が苦笑いを浮かべると、鈴木プロデューサーは「映画なんてそんなものですよ。『風の谷のナウシカ』もできたの4日前だし」と笑い飛ばす。

 鈴木プロデューサーは、完成手前のラッシュ版を鑑賞したというが「久々に『映画だな』というものを観た感じ。以前から岩井さんの作品は大好きで観ていたのですが、アニメーションを作れる人だと思っていたんです」と絶賛。さらに「宮さんは書いたキャラが芝居をするし、アニメの約束事からはみ出ない。でも高畑さんは違う。この映画を観て『かぐや姫の物語』や『おもひでぽろぽろ』を思い出した。高畑派かな」と分析した。

 岩井監督は「10年前ぐらいに鈴木さんにアニメの相談をした際、実写を撮影したあと、アニメーションでなぞる形はやめた方がいいって言われましたよね」と当時を振り返ると、鈴木プロデューサーは「その技法は世界中で行われていたけど、ほとんど失敗していたからね」と理由を説明。しかし「映画のテーマと表現が一致しているのが良かったよ」と改めて作品の出来を評価した。

 「岩井さんの映画を観たら、つくづく映画は作るものじゃなくて観るものだなと思ったよ」と発言し周囲を笑わせた鈴木プロデューサー。「いまジブリは開店休業状態で、何を作ったらいいか悩んでいますが、テーマは身近なところにあるのかなって思ったし、キャラクターをちゃんと作ることの大切さも実感しました」と岩井監督の作品に刺激を受けた様子だった。(磯部正和)

アニメーション映画『花とアリス殺人事件』は2月20日より全国公開


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