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全編ワンカット撮り!?オスカー受賞作、驚異のカメラワークの裏側

全編ワンカット撮り!?オスカー受賞作、驚異のカメラワークの裏側
イニャリトゥ監督の要求に応え、見事な演技を披露したエドワード・ノートン(左)とエマ・ストーン(右) - (C) 2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

 いよいよ日本公開が間近に迫ったオスカー受賞作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の驚異のカメラワークの裏側が明らかになった。

 複雑に交差していく登場人物たちの動きを、一切途切れることなくカメラに捉えた本作は、アカデミー賞作品賞ほか世界中で180以上もの映画賞に輝いており、全編ワンカットかと見まがう驚異のカメラワークにも惜しみない称賛が寄せられている。

 アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督は、その撮影の裏側について、「即興は一つもない。時計の正確さでタイミングをとった」と語る。撮影ではステディカムや手持ちカメラを使用し、俳優の立ち位置から動作、セリフに至るまで細かく計算した演出を施した。そのため、演技には1秒のズレも許されず、俳優たちも苦労を強いられていたという。

 「毎日自分の限界以上の挑戦を強いられて、一瞬たりとも気が抜けなかった」とインタビューで語るエマ・ストーン。全て1ショットで撮るというルールをイニャリトゥ監督が決めたことでミスが一切許されなかったため、「毎日綱渡りの気分だったわ」と他の作品にはない過酷な撮影の日々を明かしている。

 物語は、ブロードウェイの舞台に再起を懸ける落ちぶれた映画スター、リーガン(マイケル・キートン)の苦悩と葛藤を描く。初日を目前にピリピリとした空気の漂うバックステージ、度重なるトラブルが原因で徐々に精神のバランスを崩していくリーガン、そんな彼に振り回される周囲の人々。そうした一連のドラマや出来事を、カメラは最初から最後まで流れるように捉えていく。

 撮影監督は『ゼロ・グラビティ』のエマニュエル・ルベツキ。本作で2度目のオスカー受賞となった。イニャリトゥ監督も「彼でなければ本作の撮影は実現不可能だった」と太鼓判を押している。この鬼才コンビの作り出した臨場感あふれる画期的な映像に、誰もが目を奪われることだろう。(なかざわひでゆき)

映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は4月10日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー


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