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売れっ子監督&脚本家クリス・ワイツが挑んだ“シンデレラと王子の新しい関係”

売れっ子監督&脚本家クリス・ワイツが挑んだ“シンデレラと王子の新しい関係”
王子とシンデレラの新しい関係が描かれる - 映画『シンデレラ』より - (C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 『アバウト・ア・ボーイ』の監督、脚本家として有名になり、その後も多くの作品の監督、脚本家として活躍してきたクリス・ワイツ。脚本家としての最新作は、名作童話をディズニーがケネス・ブラナー監督と共に実写化した『シンデレラ』。同作で新しいシンデレラ像を作り出すことに成功し、高い評価を得ている。

 「僕が今作を手掛けられたのは、ラッキーだった。素晴らしい機会だからね。でも、すごく大きな責任も感じた。多くの人々が、特に若い女の子たちがこの映画を観に行くことで、彼女たちの人格形成に映画がほんの少し関わることになるからだ。だから、皮肉っぽい作品にしないことは重要だった。ある意味すごくシンプルなものだけど、刺激的なものにするということが大事だったんだ」と語るクリスの手腕は素晴らしく、本作を子供も大人も大いに楽しめる現代的でリアルなおとぎ話に仕上げている。

 新人女優リリー・ジェームズが演じる魅力的なシンデレラは、どんなときでもポジティブで、優しさと勇気で自ら幸せを勝ち取る女性。クリスは「ケン(ブラナー)も僕も、最初からシンデレラが持っている強さを強調するため、つらい思いをしているところを目立たせたくなかった。映画を明るくするキャラクターにしたかったんだ。今はダークにすることが流行しているけど、そうしないのは興味深いと思ったんだよ」と述べる。

 特に、今作で描かれるシンデレラと王子の関係は、ディズニーアニメーション『シンデレラ』(1950)で描かれてきたものとは、だいぶ違うものとして捉えられており、とても新鮮だ。この意図についてクリスは「ディズニーアニメーション版では彼らが出会って話すとき、何を話しているか聞こえない。これは王子をリアルな人間にするいい機会だったんだ。彼は、シンデレラのように大事な人を失って苦しんできたから、彼女を理解することができる。ただ彼が王子だからとか、ハンサムだから、というのではなく、彼らの人生に基づいたつながりが二人の間にはある。同等の人間として、お互いに理解しあえるんだよ」と説明した。

 また興味深いのは、クリスが次に手掛ける脚本が、『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ作品で、『GODZILLA ゴジラ』のギャレス・エドワーズが監督する『ローグ・ワン(原題) / Rogue One』だということ。まったくジャンルの違う作品ながら、人間を深く描くことに定評のあるクリスのこと、こちらも今からとても楽しみだ。(取材・文:吉川優子)

映画『シンデレラ』は公開中 短編映画『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』と同時上映


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