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日活ロマンポルノ2作品が「R15+」指定に!42年ぶりの映倫再審査で

日活ロマンポルノ2作品が「R15+」指定に!42年ぶりの映倫再審査で
映倫の再審査で「R15+」指定となった『恋人たちは濡れた』

 当時、「成人映画」(1998年に『R-18』に改称)として公開された日活ロマンポルノ作品『恋人たちは濡れた』(1973)と『四畳半襖の裏張り』(1973)が、42年ぶりに映倫の再審査を受け「R15+」指定となったことが明らかになった。

 日活ロマンポルノとは、日活が1971年に立ち上げた成人映画のレーベル。絡みのシーンは、花瓶などの障害物を置くなどのカメラアングルを工夫した撮影スタイルにより「見えそうで見えない」のがお約束。「10分に1回(男女の)絡みのシーンを作る」「上映時間は70分程度」といった一定のルールはあったものの、そのルールを守りさえすれば比較的自由に映画を作ることができたため駆け出しの監督たちが作家性を十分に発揮できるメリットがあり、森田芳光、相米慎二、藤田敏八といった今は亡き名匠たちのほか、金子修介、滝田洋二郎、根岸吉太郎らそうそうたる顔ぶれを輩出。ハリウッドで活躍するJホラーの鬼才・中田秀夫監督が、助監督時代に日活ロマンポルノの巨匠とうたわれた小沼勝に師事したことも知られている。

 『恋人たちは濡れた』『四畳半襖の裏張り』は、そんなピンク映画出身の先駆けとして名をはせた神代辰巳監督の初期作で、今回、日活が二次使用を目的に映倫に再審査を依頼した結果「R15+」指定に。ピンク映画が、より幅広い世代に届けられる“きっかけ”となり、日活は「その時代の風俗や文化を感じる映画作品として多くの方に観てもらうため」今後もロマンポルノ作品の再審査を映倫に依頼していく予定だという。

 また、2016年にロマンポルノが生誕45周年を迎えるにあたり、日活はBSスカパー!と組んで新プロジェクトに着手。2016年一般劇場での公開を目指し、これまでロマンポルノ作品を監督していない第一線の監督たちによる新作を、初夏より製作開始。1971年当時の製作条件を、一部現在のフォーマットに置き換えるが、一定のルールのもとで撮影するというロマンポルノ独自の撮影スタイルは引き継ぐ予定だという。ネット上で容易に性的な画像や映像を入手できる昨今に一石を投じようとする日活の“改革”に注目したい。(編集部・石井百合子)


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