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来日中のオリヴィエ・アサイヤス監督、日本ロケで青山真治監督に助けられたことを感謝

来日中のオリヴィエ・アサイヤス監督、日本ロケで青山真治監督に助けられたことを感謝
「フランス映画祭2015関連企画 特別講義」に来場し観客からの質問に答えたフランスの名匠オリヴィエ・アサイヤス監督

 『冷たい水』『夏時間の庭』などで知られるフランスの名匠オリヴィエ・アサイヤス監督が28日、渋谷の映画美学校で行われた「フランス映画祭2015関連企画 特別講義」に来場、青山真治監督を聞き手に観客からの質問に答えた。

 現在開催中の「フランス映画祭2015」で、最新作『アクトレス~女たちの舞台~』(日本公開予定は10月24日)が上映されることに合わせて来日しているアサイヤス監督。日本でも根強いファンを持つだけあって、この日のチケットは早々と完売。会場にやってきたアサイヤス監督は「今日は映画作家として敬愛する青山監督と一緒にいられて光栄。実は(日本ロケが行われた)『DEMONLOVER』という映画の撮影の際に、青山監督が力の限り、手助けしてくれた。今でも感謝している」と謝辞を述べた。

 『アクトレス~女たちの舞台~』は、「老い」という現実に直面し、苦悩と葛藤を抱く大女優マリアをジュリエット・ビノシュが圧倒的な存在感で演じきったほか、マネージャー役のクリステン・スチュワートが、アメリカ人女優として初となるセザール賞を本作で獲得。さらにゴシップ紙を騒がせる新進人気女優にクロエ・グレース・モレッツがふんするなど、豪華女優陣の共演も話題となっている。

 「脚本はジュリエットからインスピレーションを受けて書いた」と切り出したアサイヤス監督は、「実際、僕が脚本を書いたアンドレ・テシネ監督の『ランデヴー』はジュリエットが主演だった。彼女とはほぼデビューが一緒なんで、古くからの友人だ。だからこの脚本には彼女と僕との長い関係性が反映されている。この映画のテーマは時間だからね」とコメント。

 そして本作の冒頭は、マリアが、自身を見いだしてくれた恩人である映画監督の死を聞きつけるところから始まる。「この映画監督とはアンドレ・テシネをイメージしたのでは?」という青山監督の指摘に「確かにこの映画のルーツは『ランデヴー』にある」とうなずいたアサイヤス監督は、「劇中に登場する『マロイヤのヘビ』という戯曲は『ランデヴー』のジュリエットの役を想定して書いたのは確かだ。直接的な関係性がないにしても、その影がつきまとっているのは事実。テシネとの友情もあるからね」と亡き名匠に思いをはせた。(取材・文:壬生智裕)

映画美学校フィクション・コース第19期初等科は9月9日より開講


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