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トム・ヒドルストン、役づくりのため人体解剖に立ち会う【第40回トロント国際映画祭】

トム・ヒドルストン、役づくりのため人体解剖に立ち会う
熱心なトム・ヒドルストン - WireImage / Getty for TIFF

 現地時間14日、第40回トロント国際映画祭でJ・G・バラードの1975年の同名小説を実写化した映画『ハイ‐ライズ(原題) / High-Rise』の会見が行われ、『アベンジャーズ』のトム・ヒドルストン、『ホビット』シリーズのルーク・エヴァンス、テレビドラマ「MAD MEN マッドメン」のエリザベス・モス、そして『サイトシアーズ ~殺人者のための英国観光ガイド~』などでカルト的人気のベン・ウィートリー監督が出席した。

 本作は、内部だけで成り立つように設計されたブルータリズムのロンドンの高層マンションを舞台に、社会階級そのままの低層階、中層階、高層階の住人が次第に均衡を崩して争いが始まり、美しいマンションも人間性も崩壊していくさまを描いたSF作品。マンションの建築家で最上階に住むアンソニー・ロイヤルに『運命の逆転』のジェレミー・アイアンズ、中層階に住むドクター・ロバート・ラングにトム、下層階に住むテレビプロデューサーのリチャード・ワイルダーにルーク、リチャードの身重の妻ヘレンにエリザベスがふんしている。

High-Rise
ウィートリー監督による美しい映像は必見 - 映画『ハイ‐ライズ(原題)』より - Courtesy of TIFF

 トムは原作について「大好きだ。読者は、バラードは作家だから共感させてくれるだろうと思うが、彼はそうしない。マンションの崩壊を描くだけ。そしてキャラクターはカオスに向かう」と表現。劇中では人間の頭をたたき割り、皮をはぎとるというシーンもあるドクター・ラング役だけに、役づくりのため法医学者の解剖に立ち会ったという。

 「バラードは解剖に魅了されていたんだ。彼は作家になる前、3年間ケンブリッジ大学に通っていた。人間の構造に魅了されていて、それがどう動いているのかを見たかったんだ」と解剖は役だけでなく作家の背景にあるものだと語ると、「(解剖は)強烈だった。人間の体が切り開かれるところなんて見たことがなかったから」と今までにない体験になった様子。ウィートリー監督はそんなトムの方を見ながら「セットに来て、『解剖が見たかったらいつでも電話して!』って言うんだ。(僕は)『見なくていいよ……』って」とトムの熱心さに笑顔を見せた。

 ルークは「1日に何シーンやるのが普通なのかわからないけど、今までにないほどたくさんのシーンをやった」とエリザベス共にウィートリー監督の撮影スピードの速さに目を丸くしたそう。そのときの状況によって突然シーンが追加になることもあったといい、トムは「初日のもう終わりというとき、ベンはスチュワーデスが出てくるラングの夢のシーンを撮っていた。僕は終えたばかりでまだそこに居て彼女たちが廊下を歩くのを見ていたら、ベンが『君も入ったら?』っていうから『Yeah!』って(笑)。『何をすれば?』『たぶんダンスとか?』となったんだ」と印象的なシーンの誕生秘話を明かしていた。(編集部・市川遥)

第40回トロント国際映画祭は現地時間20日まで開催


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