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スティーヴン・スピルバーグ監督、コーエン兄弟脚本『ブリッジ・オブ・スパイ』で実在の女性演じるエイミー・ライアン

スティーヴン・スピルバーグ監督、コーエン兄弟脚本『ブリッジ・オブ・スパイ』で実在の女性演じるエイミー・ライアン
エイミー・ライアン

 映画『ゴーン・ベイビー・ゴーン』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたエイミー・ライアンが、スティーヴン・スピルバーグ監督の新作『ブリッジ・オブ・スパイ』(2016年1月8日~日本公開)について語った。

 本作は、1950年~60年代の東西冷戦時代を舞台に、弁護士ジェームズ・ドノバン(トム・ハンクス)が、ソ連のスパイ、ルドルフ(マーク・ライランス)の弁護を引き受けたことで、ソ連に捕われたアメリカ人パイロットとの交換交渉の大役を任されるというもの。エイミーはジェームズの妻メアリー役を演じた。脚本はマット・シャルマン、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟が執筆。

 トム演じるジェームズについて「実在のジェームズは、ニューヨークのブルックリンで保険関係の弁護士を務め、当時アメリカの最大の敵、ソ連のスパイを弁護するという評判の良くない依頼を冷戦時代に引き受けるの。一方メアリーは、ブルックリン生まれの大卒で、3人の子供が居る。彼女はいつも快活だけれど、冷戦下のアメリカで、恐怖の中で生きている。夫は釣りの旅行と言って家を出て行くけれど、賢明な彼女は、何か慈善的行為をしているのではと推測しているの」と説明した。

 コーエン兄弟らが執筆した脚本について「コーエン兄弟は、マット・シャルマンが執筆した脚本を改稿して、彼ららしいジョークを含めたわ。彼らの脚本は読みやすく、せりふが飛び出てくる。さらに彼らは、序盤でキャラクターに関して観客が、誰が誰だかわからなくなっても、スマートな観客はちゃんと付いてくると信じて、ストーリーを構成しているの」と語った通り、先の読めない展開に仕上がっている。

 メアリーを演じるうえで「旧友とディナーをとっていたとき、ジェームズ・ドノバンという実在の人物を描くスピルバーグ監督作に出演すると教えたら、彼は『僕の父がジェームズと仕事をしていた』と教えてくれたの。そしてその彼がジェームズの孫娘と連絡を取ってくれて、彼女から、ジェームズとメアリーの結婚式や旅行の写真を見せてもらった。さらに二人がどの学校に通い、どんな場所に住んでいたかも話してくれた。一番気になったのは、メアリーは前を見ずに夫のジェームズの方を向いている写真が多いこと。彼女の夫への愛がわかったわ」と良いリサーチになったことを明かした。

 映画は、冷戦時代の詳細な映像を背景に、米ソの頭脳戦が展開されていく設定が興味深くつづられている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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