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ディカプリオ鼻を折った意欲作!鬼気迫る演技が明らかに『レヴェナント』予告編

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公開されたポスタービジュアル
公開されたポスタービジュアル - (C) 2016 Twentieth Century Fox

 2013年に突如俳優休業を宣言したレオナルド・ディカプリオが、その宣言を覆して挑んだ意欲作『レヴェナント:蘇えりし者』から予告編とポスタービジュアルが公開された。ディカプリオは本作の格闘シーンで鼻を折っており、それを証明するかのように鬼気迫る形相でアクションする姿が予告編で確認できる。

 狩猟中にクマに襲われ、瀕死の重傷を負ったハンター、ヒュー・グラス(ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされ、息子までも殺されてしまう。グラスは大自然の脅威の中、息子を殺されたことへの復讐を果たすため、約300キロの容赦ないサバイバルの旅を生き延びなければならない……。

 ディカプリオは本作の撮影で、バイソンの生の肝臓を食べたり、凍るほど冷たい川に入ったり、動物の死骸の中で眠ったそうで、今までに経験したことのない過酷なことばかりだったと吐露している。予告編でも、クマに襲われ、傷だらけになり流血する姿や、凍ってしまっているのではないかと思うほど青ざめた顔など、体当たりで挑んだことがわかる。

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 さらには、大自然が猛威をふるう極寒の地で自然光のみを使ったロケ撮影だったそうで、圧倒的なスケールの自然を背景にしながらもどことなく閉塞的な空気感が漂う映像。それは、裏切りによって激しい怒りを覚え、復讐のためだけに生きようとする主人公の暗部を強調するかのようだ。

 メガホンを取ったのは、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・G・イニャリトゥ。監督にとって2年連続のオスカー獲得となるか、さらには今まで4度オスカーにノミネートされたことのあるディカプリオが、本作で念願のオスカー獲得を果たすかにも注目が集まっている。いずれにせよ、撮影監督にエマニュエル・ルベツキ、音楽に坂本龍一と実力派が集結しており、賞レースをにぎわすことは間違いない注目の一作だ。(編集部・石神恵美子)

映画『レヴェナント:蘇えりし者』は2016年4月にTOHOシネマズ 日劇ほか全国公開

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