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ロン・ハワード史上最も困難な撮影…クリス・ヘムズワースが持ち込んだ新作の舞台裏

ロン・ハワード史上最も困難な撮影…クリス・ヘムズワースが持ち込んだ新作の舞台裏
ロン・ハワード監督

 人気監督ロン・ハワードが、新作『白鯨との闘い』(日本公開2016年1月26日)について語った。

 本作は1819年、エセックス号の一等航海士オーウェン(クリス・ヘムズワース)と乗員たちが、鯨油を手に入れるためにマサチューセッツ州ナンタケットを出港するが、太平洋沖4,800キロメートルの海域で白い巨大なマッコウクジラと遭遇して船を沈没させられ、サバイバルをかけた闘いが始まっていくというもの。作家ナサニエル・フィルブリックのノンフィクション「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」を映画化した。

 製作経緯について「『ラッシュ/プライドと友情』の主演をオーディションで勝ち取ったクリエイティブで野心家なクリスとは、あの映画で素晴らしい撮影体験ができた。そんな彼が、僕に今作の企画を持ち込んできた。今作の脚本が長い間映画化されなかったのは、海やクジラの撮影が多くのチャレンジを要するためで、僕もその時点では(製作への気持ちは)不確かだった。でもこれが実話であることがわかり、さらにその事実がハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』に影響を与えたことも初めて知った」と明かした。

 撮影困難だった点について「今作の撮影が、これまでの僕の作品の中で最も困難なものだった。これほどのアクションを水の上で撮影したからだ。撮影はスタジオのタンクや実際の海の両方で行ったが、予算上ほぼ海で撮影した。それはくじけそうなほど大変だったが、映画『スプラッシュ』『コクーン』で海の撮影体験をしていたのが良かった。さらにクジラのCGが問題だったが、『ラッシュ/プライドと友情』のVFXスーパーバイザー、ジョディ・ジョンソンが、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』で描かれたクジラは2年前のもので、僕らも必ずあのようなクジラが描けると答えてくれて、彼に任せることにした」と語った通り、クジラの躍動感は圧巻だ。

 エセックス号を含めた研究について「エセックス号に関しては多くの書物に記されている。当時のナンタケット港はさまざまな文化がまざり合っていた。鯨油は他国と競争しながら、当時のアメリカ経済のエンジンになっていた。航海士と乗員はロマンやアドベンチャーのために出港したわけではなく、家族を養うために出かけていた。そのうえ危険な中、1年かけて航海し、まるで現在の宇宙飛行士のようにさまざまな探索もしていた」と語った。

 映画は、大海原で白鯨に立ち向かう男たちを描いた至極の一本。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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