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裸体を通じて人間を見つめる鬼才の最新作『ユートピア』が初日!

裸体を通じて人間を見つめる鬼才の最新作『ユートピア』が初日!
初日には(左から)二木智耶子、SCUD監督、野村宏伸、佐々木心音、アドニス、土屋貴子が来場した

 『VOYAGE』など、裸体を通じて人間を深く見つめる香港インディーズ界の鬼才SCUDの最新作『ユートピア』が16日、ヒューマントラストシネマ渋谷で初日を迎え、日本語吹き替え版を担当した野村宏伸、佐々木心音、土屋貴子、二木智耶子、そしてスペシャルゲストとして本作の主演俳優アドニスも来場した。

 SCUD監督が敬愛する三島由紀夫、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、デレク・ジャーマンにささげられている本作は、まじめな大学生カップルが、ゲイの教授の手ほどきを受けて、新たな愛のユートピアに足を踏み込むさまを描き出す物語。壇上に立ったSCUD監督は、「この映画で描きたかったのは、性からの解放、人生における苦しみからの逃避、それからわれわれの思想の自由ということ」と説明する。

 今回は日本語吹き替え版での上映。主人公カップルの手ほどきをするゲイの教授役を務めた野村は「吹き替えの仕事は、デビュー当時にアニメをやったくらいで、30年くらいやっていなかった。外国の方の声をあてるのは、最初は戸惑いもあったが、なんとか雰囲気をつかんでやりました」とあいさつ。司会を務めた二木から「野村さんは新婚ですが……」と水を向けられると、「この話をいただいたときにDVDをいただいたので、家でノーカット版を観ました。衝撃的でした」と笑いながら返答した。

 一方の佐々木も「わたしも吹き替えは初めてで、ドキドキしながら観ました。わたしの顔じゃないのに、わたしの声がするというのは不思議な感じ」とコメント。昨年12月に行われたワールドプレミア舞台あいさつでは「身も心もすっ裸になって頑張りたい」と意気込みを語っていた佐々木だが、「ブースですっ裸という余裕はなかったですが、ジョーイと一体化できるように、なるべく自然体で彼女になりきるという意味では心をすっ裸にすることができました」と満足げな顔を見せた。

 さらにこの日は主演のアドニスも来場、「日本の公開に間に合うことができて光栄です。でもちょっと緊張しています」とはにかんだ笑顔を見せた。そして最後に「今日は、1番年齢が低い15歳以上が観られるR15+での上映となります。この映画はほかにもR18、ディレクターズカットという3バージョンがあります」と切り出したSCUD監督は、「日本でも自分自身の体を自然体で公開できるように、規制が自由になるよう期待しています」と観客に呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)

映画『ユートピア』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開


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