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是枝裕和×綾瀬はるかの朗読劇が映画に 原爆被害者が残した言葉伝える

是枝裕和×綾瀬はるかの朗読劇が映画に 原爆被害者が残した言葉伝える
原爆被害者の言葉を朗読する綾瀬はるか - (C)広島テレビ

 『海街diary』の是枝裕和監督と綾瀬はるかがタッグを組んだ広島テレビ制作のテレビ番組「いしぶみ~忘れない。あなたたちのことを~」が再編集され、劇場版『いしぶみ』として全国の劇場で公開されることが発表された。

 「いしぶみ~忘れない。あなたたちのことを~」は、1969年に広島テレビが制作し、ギャラクシー賞などを受賞したテレビ番組「碑」(いしぶみ)を、昨年の戦後70周年を機に同局が再制作し、放送した朗読劇。「碑」で名女優・杉村春子さんが担当した語り部を広島出身の綾瀬が担当し、是枝監督の演出のもと、原子爆弾により命を奪われた旧制・広島二中の生徒(321人)が最後に残した言葉を読みあげていく。

 そして今回、同番組が再編集され、映画『いしぶみ』として全国の劇場で公開されることが決まった。オリジナルの「碑」を観た時、関わったスタッフ、朗読の杉村さんに対して心から畏敬の念を抱いたという是枝監督は劇場版の公開について、「『碑』には伝えることについての大胆で真摯な考察と、視聴者の想像力への信頼が溢れていました。今のテレビが失いつつあるこの二つと、自分が正面から向き合ってみたい。そんな思いからこの『いしぶみ』はスタートしています」とコメント。

画像テキスト
是枝裕和監督(C)広島テレビ

 また、故郷・広島に落ちた原子爆弾の被害者の言葉を朗読する綾瀬は「原爆の惨禍によって、突然に短い命を終えていった子供たちの最期の一日を綴ったこの手記は、戦争の悲惨さ、平和の尊さを伝えていると思います。 この夏『いしぶみ』をご覧頂いて、一人でも多く平和への強い思いが芽吹くきっかけになったらと願っています」と語っている。

 朝から暑い夏の日だったといわれる1945年8月6日。建物の解体作業のため、土手に集まっていた広島二中の生徒たちが点呼を終えたその時、500メートル上空で爆発した原子爆弾が彼らの未来を一瞬にして奪った。元気だった最後の瞬間、落ちてくる原子爆弾を見つめていた生徒たち。あの日、彼らに何が起きたのか……。遺族の手記をもとに、死にゆく彼らが残した最後の言葉が伝えられる。(編集部・海江田宗)

映画『いしぶみ』は7月下旬より、東京・ポレポレ東中野、大阪・第七藝術劇場、広島・八丁座にて公開。そのほか全国の劇場でも公開予定


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