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「光る君へ」嫁姑バトルの兆し…言葉と裏腹な“圧”が恐ろしすぎる

皇后の詮子(吉田羊)と一条天皇(柊木陽太)
皇后の詮子(吉田羊)と一条天皇(柊木陽太) - (C)NHK

 吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の31日放送・第13回に、高畑充希演じる藤原定子が初登場。幼い一条天皇(柊木陽太)とのかわいらしいやりとりで視聴者を魅了する一方、皇太后の詮子(吉田羊)との場面では緊張が走った(※一部ネタバレあり)。

【画像】第13回相関図

 第13回「進むべき道」は、前話から4年後の設定。藤原道隆(井浦新)の娘・定子(高畑)が、元服してわずか20日後の一条天皇(柊木)に入内。年下の一条天皇の心を解きほぐしていくさまが描かれた。

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~以下、第13回のネタバレを含みます~

一条天皇(柊木陽太)と定子

 一家の繁栄を願う父の思いを一身に負い、入内した定子。序盤ではもじもじする一条天皇に変顔を見せたり好きなモノを聞いたり、あの手この手で和ませていた。注目を浴びたシーンは、一条天皇とかくれんぼをしていたときのこと。定子の衣の裾に隠れる一条天皇に視聴者が「かくれんぼかわいすぎる」「愛くるしい」と癒やされていたが、そこへ詮子が現れると空気は一変。「母上、ようこそおいでくださいました」と喜ぶ一条天皇だったが、「母上も一緒にやりましょう」とかくれんぼに誘うと、詮子は「今度またね」と一応答え、「今度、いつ……?」と待ち遠しそうにすると「いつかです」とピシャリ。

 間もなく手習いの時間になると、一条天皇は「嫌だ!」と駄々をこねて定子のそばに駆け寄る。定子は「お上、手習いを終えましたらまた遊びますので」と優しくなだめ、「また遊ぶ……?」と確かめる一条天皇に、定子は「はい、必ず」とにっこり……といったふうで、今やすっかり定子を頼っている様子。一条天皇が手習いに向かうと、詮子は定子に「帝は大人の中で育ったゆえ遊び仲間がおらなんだ。そなたが来てくれてお顔つきも明るくなられた。これからもせいぜい遊んで差し上げておくれ」と言い、その場を後にした。

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 この場面でとりわけ視聴者をざわつかせたのが、終始定子に冷たいまなざしを向ける詮子の様子。手習いに向かう息子を笑顔で見送る詮子だったが、一条天皇が名残惜しそうに振り返ったのは母ではなく定子の方だった。言葉では息子に尽くす嫁に礼を述べているかのように見えるが態度は裏腹で、この一部始終に「顔が怖い」「圧が強い」「アタリが強い」「言っている内容は怖くないのに」「ここから始まる嫁姑が怖い…」と戦慄の声が上がっていた。

 高畑にとって大河ドラマへの出演は「軍師官兵衛」(2014※糸役)以来2度目、約10年ぶり。また、その愛くるしさで視聴者を魅了した幼い一条天皇を演じるのは名子役の柊木陽太(12)。ドラマ「最愛」(高橋文哉演じる朝宮優の幼少期)、「ミステリと言う勿れ」(菅田将暉演じる久能整の幼少期)、「岸辺露伴は動かない」(大柳賢役)などに出演し、是枝裕和監督の映画『怪物』では黒川想矢と共にメインキャストに抜擢された。(石川友里恵)

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