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『スター・ウォーズ』デザイナーが明かす製作秘話!「ルーカスとの方が少し楽だった」

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映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のプロダクション・デザイナー、ダグ・チャン(右写真)
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のプロダクション・デザイナー、ダグ・チャン(右写真) - (C)2016 & TM Lucusfilm Ltd. All Rights Reserved.

 映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のプロダクションデザイナーであるダグ・チャンが、同作の製作当時を振り返り、エピソード1~3でジョージ・ルーカスと働いたときの方が「少し楽だった」と本音を語った。

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 アカデミー賞受賞アーティストであるダグは、1995年から2002年までの間、ルーカスフィルムの美術部門のトップとして『スター・ウォーズ』のエピソード1から3に携わる。2013年にルーカスフィルムに復帰し本作に携わり、現在は同社の副社長兼エグゼクティヴ・クリエイティヴ・ディレクターも務めている。

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 シリーズの生みの親であるルーカスは本作の製作には関わっておらず、ルーカス以外の監督(本作はJ・J・エイブラムス監督)が初めて同シリーズのメガホンを取ったことでも注目を浴びていた。ダグは「僕たちにはジョージと過ごした過去があったから、その経験からなんとか出発点を見つけて話を進めていった。そのとき集まって一緒にテーブルを囲んでいたグループは、この世界で最高のデザイナーたちだった。プロフェッショナルなビジュアルのレベルではなく、映画をサポートできるような、より深くてよりエモーショナルでより知的なレベルのデザインを、みんなで考えていったよ」と切り出す。

 最も難しかったことについては、「たくさんあるよ。『スター・ウォーズ』の製作はあらゆるレベルでチャレンジの連続だった。とてつもなく大きい期待を背負う作品だから」と振り返り、「我々デザイナー自体が『スター・ウォーズ』の大ファンだから、ハードルは非常に高かった。自分も含め、ファンをがっかりさせたくなかったから。いろんな意味で自分のことを喜ばせるのは難しいことだよ。常に疑問がつきまとうから」と当時の胸中を打ち明けた。

 さらに、ルーカスと一緒に仕事をしたときとの違いを語る。「ジョージとの仕事の方が少し楽だった。なぜなら彼が常に最終的な判断を下していたから。彼がフィルターとなり、自分が求めるものをクレイジーなまでに探すことができた。彼が『スター・ウォーズ』に最適なものを見つけてくれることをわかっていたからね」。

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 ルーカスが本作に携わらないとなると、「あとは自分たち次第となる。どれだけ限界に挑まなければいけないか、どれだけデザインを推し進めないといけないかを、自分たちで考えさせられた。ただ、ジョージと仕事をしていた時、リスクを冒せば冒すほど、良いデザインが生まれることを学んだ。これは“スター・ウォーズ・ユニバース”だ。だから今回も、素晴らしいレベルの新しい監督とも仕事ができた。彼らのイメージは、観客を触発するような興味深くて素晴らしい『スター・ウォーズ』ユニバースに相応しいものだった」とルーカスから学んだことが受け継がれていることを語る。

 また、エイブラムス監督のことを、「どうすればストーリーがすごく良くなるか、よく理解していた」と称賛するダグ。「本作を撮るにあたり、彼は特に若い頃に観たエピソード4と同じようなフィルムメイキングと撮影を望んでいて、それは僕もまったく同じ考えだった。J.J.はすべてを構築し、映画と観客を強く結びつけるための素晴らしい能力を持っていた。彼はエピソード4が観客の心に訴求したのはどういう部分だったのかをよく理解していて、そのことに喚起されて新しいストーリーを語ったんだよ」とエイブラムス監督の手腕を評価した。(編集部・石神恵美子)

映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のMovieNEX(4,200円+税)、MovieNEXプレミアムBOX(数量限定/9,800円+税)は5月4日発売、デジタル配信(購入)は4月27日開始

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