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ジョディ・フォスターが監督を務めたジョージ・クルーニーとのタッグ作品とは?

ジョディ・フォスターが監督を務めたジョージ・クルーニーとのタッグ作品とは?
ジョディ・フォスター

 映画『告発の行方』『羊たちの沈黙』でアカデミー賞主演女優賞を2度受賞し、さらに映画『リトルマン・テイト』などで監督の手腕も見せたジョディ・フォスターが、再びメガホンを取った新作『マネーモンスター』(6月10日日本公開)について、9日(現地時間)にニューヨークで行われたAOLのイベントで語った。

 本作は、人気司会者リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)が巧みな話術で株価予想や視聴者への助言を行う高視聴率番組「マネーモンスター」の生放送中に、リーが与えた情報で財産を失った若者カイル(ジャック・オコンネル)が拳銃を持ってスタジオに乱入し、リーを人質に、プロデューサーのパティ(ジュリア・ロバーツ)に自分を陥れた株取引のからくりを白日の下にさらすよう迫るというもの。

 この題材の何に惹(ひ)かれたのか。「(脚本の)キャラクターよ。今作では二人の男(リーとカイル)が徐々に変化していき、一人の女性(パティ)が彼らの生存を左右する。多分これはアメリカの価値観かもしれないけれど、正しいことをして、両親を世話し、職場でちゃんと働き、何かに投資すれば、最終的に何か良いことが待ち受けているという概念を人は信じている。でも今作の場合それは起きないの。そこで、カイルの怒りに同調して世間も激怒するわけ」と説明した。

 『リトルマン・テイト』の監督後から気をつけていることについては、「監督後に学んだことは、俳優に事前に何をするかを明確に伝えたり、俳優をコントロールしたりしないこと。ベストな方法は、俳優が脚本を読んで、念頭にあることを事前にわたしと話し、わたしが『アクション!』と声をかける前に、お互いが(そのシーンで)何を明確に伝えたいかしっかり構想を練った上で、わたしは彼らに演技のインスピレーションだけを与える。そうすると俳優たちは、それほど考えずに自然に何かに挑戦できるわ」と明かした。

 劇中で、カイルが自身の投資に対し責任があるのはわかるが、カイルのような一般人が稼げない経済の不正操作もあるのでは、との質問に「われわれの経済のシステムは完璧ではないし、だからと言って映画内ではウォールストリートが必要じゃないとか、カイルのような人々が稼げないのは不正操作のためとも決めつけてないわ。ただ経済のシステムを作り上げた人(会社経営者)や規制する人(政府)は、そのシステムを悪用することが簡単にできるの」と彼女なりの見解を語っていた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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