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『デッドプール』コロッサスが吐くシーンに苦労

『デッドプール』コロッサスが吐くシーンに苦労
コロッサスのモーションキャプチャーを担当! グレッグ・ラサール - Nicholas Hunt / Getty Images

 ティム・ミラー監督の話題作『デッドプール』(日本公開中)について、モーションキャプチャーのスーパーバイザー、グレッグ・ラサールが、2月8日(現地時間)にニューヨークで行われた電話インタビューで語った。

 本作はマーベルコミックスの無責任で自己中心的なヒーロー、デッドプールが活躍するアクション映画。かつては特殊部隊、今は女性の用心棒をして金を稼いでいるウェイド(ライアン・レイノルズ)は、恋人との結婚も決まり幸せの絶頂だったある日、末期がんを宣告されたことから、がんを治せるという人体実験を受け、驚異的な能力を手に入れることになる。グレッグは本作に登場するX-MENのメンバーの一人、コロッサスの顔の表情を俳優として演じながら、その表情をモーションキャプチャーのアドバイザーとして映像化した。

 ミラー監督とはお互い気心の知れた仲のようで、「彼とは映像を駆使したゲームプロジェクトで共に仕事をしたことが数回あった」と答えた。俳優として演じたコロッサスの顔の表情の撮影は「実は29台のカメラが僕の頭の部分だけを捉え、その表情を撮っているんだ。ただ顔の表情に関しては、通常の俳優がモーションキャプチャーで演じることと大して変わらない。ただコロッサスの声は、ティムがロシア語風アクセントの英語にしたかったため、クロアチアの俳優ステファン(・カピチッチ)を声優で起用した」と答えた。

 モーションキャプチャーで最も困難だったシーンは「コロッサスが吐くシーンが一番大変だった。表情だけの演技で吐いてみせると、吐いているふりをしている偽の映像に見えてしまう。実際に吐く寸前の感覚になるまで体を持っていくしかなく、そうすること自体も時間が掛かる上に、それを繰り返し撮影しなければいけなかった」と振り返った。

 モーションキャプチャーの将来の展望について「クリエイティブなフィルムメイカーたちが本作を鑑賞して、CGのキャラクターでも感情表現がだいぶできることを知ってもらいたい。現在ユニバーサル・ピクチャーズは、ホラー映画に登場する怪物のリメイク作品を多く手掛ける予定だ。だから、『もし過去の怪物で演じたいキャラクターがあるか?』と聞かれたら、おそらく『フランケンシュタイン(による怪物)』と答えると思う。なぜなら、あの怪物のコミュニケーションのほとんどは表情だからね。そんな役を務めてみたい」と語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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